LPGは「液化石油ガスのこと」。
「プロパン」と言い換えると分かりやすい。
LNGは「液化天然ガスのこと」。
「メタン」と言い換えると分かりやすい。
どちらも化石燃料ですが、LPGはボンベにより家庭用にも使える火力の強い燃料ガスのことです。
LNGは主に火力発電に使われるガスで、組成は「メタン」となります。
また、都市ガス会社が供給しているガス管経由のガスもLNG由来となります。
「LPG」はプロパン
「LPG」は「液化石油ガス」の略です。
「リキファイド ペトロリアム ガス」と言います。
家庭用では「プロパン」の比率が高いので「LPガス・プロパンガス」と呼んでいます。
また、工業用は「ブタン」の比率が高いので「ブタンガス」と呼ばれます。
液化はプロパンで-42度、ブタンで-0.5度となり、液化すると体積は250分の1となります。
「LNG」は火力発電や都市ガス用
「LNG」は「液化天然ガス」の略です。
「リキファイド ナチュラル ガス」と言います。
火力発電所では石炭や石油と合わせてクリーンな「LNG」を7割も使用しています。
有害物質の少ないことが理由としてあります。
-162度以下に冷却されたガスは海外から船で運ばれ、陸上ではタンクローリーや鉄道輸送がされます。
組成は「ブタン」で、冷却すると体積は600分の1となります。
また、都市ガスは「LNG」が主体になっています。
「LPG」と「LNG」の利点と欠点
「LPG」の利点は「火力が強いこと」「どこでも使えること」「電気が無くても使えること」です。
欠点は「価格が高いこと」です。
「LNG」の利点は「クリーンなこと」「供給先が多様なこと」「大量輸送ができること」です。
欠点は「経費が掛かること」「CO2を排出すること」です。
また、両者の比較では、「LPG」は空気より重いこと、「LNG」は空気より軽いことが挙げられます。
「LPG」と「LNG」とは
「LPG」は「液化石油ガス」のことで、「プロパンやブタン」が組成となります。
主に家庭用燃料やタクシーの燃料などになり、火力が強いこと利便性があることなどが利点です。
「LNG」は「液化天然ガス」のことで、「メタン」が組成です。
都市ガスや火力発電で使われます。
どちらも海外から、液化ガスにして専用の船で運ばれます。