下血は「肛門から血が出ること」。
何らかの原因により、肛門から一定量の血液が確認される状況で使う言葉です。
たいていは消化器官などが原因になっていることが多いと言えるでしょう。
血便は「血が混じった便のこと」。
便は肛門から出るため、下血との違いは見分けづらいかもしれませんが、便となる時点ですでに血が混じっているのが血便です。
血便になる理由は消化器官や腸、後は肛門からの出血などが考えられます。
「下血」の意味
下血とは、肛門から血が出ることです。
消化器官などに何らかの問題が発生した際に、肛門から一定量の出血が見られることがあります。
病気に関係している可能性が考えられるため、そういった状況が続くときには病院に行った方がいいでしょう。
下血については多くの人は経験しないと思われますけど、稀に存在する症状と評価できます。
「血便」の意味
血便とは、血が混じった便のことです。
便は肛門から出るため、下血と混同する人がいますが、血便の場合には便が出るタイミングで血が出るため、たいていの場合には便に血の色がついています。
ただ、必ずしも赤色とは限らず、黒っぽい色になっているケースもあるので注意しないといけないでしょう。
血便の場合には痔などが原因であることが多いですけど、何らかの病気の可能性もあります。
「下血」と「血便」の用法や用例
「下血が見られたときには消化器官に何らかの問題が起きている可能性が高い。
したがって、そういう症状があったならば、1度病院に行った方がいいじゃないかと思う。」
「血便が出るとちょっと焦るけど、肛門が痛いから恐らく痔が原因かな。
肛門から出血して、それが便についた可能性が高いのではないかと思うんだが、どうだろうか。」
下血と血便は非常に紛らわしい
下血と血便はともに肛門から血が出る状況で、ちょっと紛らわしい感じに見えます。
ただ、血便は基本的に便をしたときにしか出ないので、それ以外のシーンで肛門から血が出たら下血ということになります。
便をしたときに肛門から血が出たときには血便の可能性が高いですが、下血の可能性も一応残ります。
ここが難しい部分なのです。