「決闘」は、難い争論がある場合に、取り決めた方法で戦って勝負を決することです。
英語では「a duel」「fight a duel with」で表されます。
「決闘を申し込む」は「challenge to a duel」です。
「決闘に応じる」は「accept a challenge to a duel」です。
「決闘状」は「a challenge」「a challenge to a duel」です。
「果し合い」は、決闘をすることです。
英語では「決闘」と同様に表されます。
「決闘者」「a duelist」です。
「決闘の介添え人」は「a second」です。
「組打ち」は、互いに組んで戦うことです。
英語では「a struggle」「a fight」「hand-to-hand fighting」「grapple with」で表されます。
「敵兵を組打ちにした」は「He killed the enemy soldier in hand-to-hand combat.」です。
「決闘」の意味
「決闘」は、両者の間に恨みまたは解決し難い争論がある場合に、取り決めた方法で戦って勝負を決することです。
「果し合い」のことです。
以下のように使います。
決闘を挑む 決闘罪 決闘状 決闘を申し込む
<決闘罪>
1889年(明治22)に制定された法律です。
決闘を挑み、これに応じて決闘を行い、あるいはその立会人となり、その場所を貸す罪です。
「果し合い」の意味
「果し合い」は、決闘をすることです。
争いの決着をつけるために互いに命を懸けて戦うことです。
「果し合いに立ち会う」のように使います。
<関連語>
「出入り」は、やくざなどの喧嘩をいいます。
もめごと、もんちゃくのことです。
歌舞伎の「韓人漢文手菅始」に「よもや私らに出入りしかけさんす若輩な事もござんすまい」とあります。
「やくざの出入り」「女出入りが激しい」のように使います。
「組打ち」の意味
「組打ち」は、以下のような意味です。
①互いに組んで戦うことです。
「取っ組み合い」です。
②戦場で、敵と組み合って討ち取ることです。
太平記(39)に「太刀を背けて組打ちせんと」とあります。
以下のように使います。
強豪同士の組打ち 敵兵を組打ちにする
<その他の類語>
「取っ組み合い」は、取っ組み合うことです。
「組打ち」をすることです。
「格闘」のことです。
「取っ組み合いの喧嘩」のように使います。
「つかみ合い」は、掴み合うことです。
取っ組み合いの喧嘩のことです。
「口論からつかみ合いになった」のように使います。
「決闘」は、 恨みまたは解決し難い争論がある場合に、取り決めた方法で戦って勝負を決すること、「果し合い」は 決闘をすること、「組打ち」 は互いに組んで戦うことです。
「決闘」「果し合い」「格闘」「取っ組み合い」「つかみ合い」と「組打ち」は、類語です。
「出入り」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「相手と種々の理由で争いいがみ合って、激しく戦うこと」です。
「決闘」「果し合い」は、遺恨などの決着をつけるために、日時・場所・方法などを取り決め、約束した方法によって戦うことをいいます。
「格闘」は、互いに組み合って戦うことです。
「取っ組み合い」「つかみ合い」と「組打ち」は、ほとんど同義で、互いに組んで戦うことです。