本腰を入れるは「物事に対してやる気を出して、真面目に取り掛かろうとする状況のこと」。
それまでは適当な気持ちで取り組んでいたようなケースにおいて使われやすいです。
いよいよ真面目に取り掛かるというタイミングで使っていきます。
腰を据えるは「他のことに目もくれないで、特定の物事だけに集中して取り組んでいくこと」。
1つの物事だけを頑張る、それだけに時間を費やすといった意味になります。
「本腰を入れる」の意味
本腰を入れるとは、物事に対してやる気を出して、真面目に取り掛かろうとする状況のことです。
それまではなんとなくの感覚でやっていたものの、いよいよ真面目に取り組む気持ちが生まれたようなシーンで使っていくことになります。
本腰を入れるという言い方をしたときには、本人が相当やる気になっている状況がうかがえるでしょう。
このような表現は割とメジャーなので、いろいろな人が使っている状況と言えます。
「腰を据える」の意味
腰を据えるとは、他のことに目もくれないで、特定の物事だけに集中して取り組んでいくことです。
複数のことに真剣に取り組むのではなく、1つのことだけに集中して、真剣に取り組んでいくときに使われるのが腰を据えるという表現です。
この表現についてもかなりメジャーですから、多くの人たちが使用している状況と言えるはずです。
「本腰を入れる」と「腰を据える」の用法や用例
「このままじゃ納期まで終わりそうにない。
これはいよいよ本腰を入れて取り組む必要がありそうだ。
今日からは作業時間をこれまでの倍に増やしていこうと思うんだ。」
「今まではいろいろな仕事を同時に行ってきたが、これからは1つの仕事に関して腰を据えて頑張ろうと思う。
元々俺は器用なタイプじゃないから、同時に複数の仕事は難しかったんだ。」
本腰を入れると腰を据えるは意味が似ている
本腰を入れると腰を据えるに関しては、どちらも特定の物事に対して真面目に取り組むという意味があります。
意味が全く同じとは言えないものの、ニュアンス的にはほぼ同じであり、そこまで大きな違いはありません。
そして、これらの言葉はどちらも割と有名と言え、それなりの使用頻度があるため、日常的に使いやすいと評価できるでしょう。