守秘は「仕事上において知った秘密を口外しないこと」。
公務員などにおいて使われることが多いですけど、実際は公務員以外のケースでも使用が可能となっているので、割と見聞きする言葉と言えます。
機密は「政治や軍事における秘密のこと」。
単なる秘密ではなく、絶対に情報が外部に漏れてはいけないと言えるものに対して使っていきます。
だから、たいていは国とかが使用することになるのです。
「守秘」の意味
守秘とは、仕事上において知った秘密を口外しないことです。
基本的には公務員が仕事をする際にそういった言葉を使用することが多いものの、そういったシーン以外でも実際は使われることがあります。
したがって、仕事上知った何らかの秘密を他人に無闇に話すことを禁じる意味で使われることが多いです。
でも、実際にこの言葉を使用するシーンはあまり多くないため、馴染みは感じづらいかもしれません。
「機密」の意味
機密とは、政治や軍事における秘密のことです。
秘密とは言うものの、一般人が抱えるものとは全く違うもので、政治や軍事に関連するものだけが該当するため、基本的には日常的には使用されませんし、一般人はまず使わないでしょう。
ニュースなどで見聞きすることはあるものの、多くの人たちにとっては馴染みが薄い言葉と思えるはずです。
「守秘」と「機密」の用法や用例
「裁判員をやることが決まったが、この役割を担ううえでは守秘と言える部分がいくつかあり、これを守らないといけない。
そこが大変に感じてしまうんだよね。」
「国は多くの機密情報を握っている。
そして、それを他国に知られることは許されない。
ただ、他国は常にそういった部分に対して、盗み取ろうと機会をうかがっている可能性がある。」
守秘と機密は使用する場面が違う
守秘と機密はどちらも何らかの秘密にかかわる言葉であると言えます。
ただ、守秘は仕事上で知りえた秘密に関する言葉ですが、機密は政治や軍事においての秘密なので、それぞれは使用する場面が違います。
守秘は日常生活の中で使う可能性はなくはないものの、機密はまずありえないでしょう。
それぞれは馴染みの程度においても差があります。