単一は「種類的に1つであること、他の種類が混じっていないこと」。
何らかの形で分類ができるものに関して、1つの種類だけで成り立っていると言えるものに対して使っていきます。
同一は「別ものではないこと、全く同じものであること」。
同一については、2つのものを比較したときに使っていく言葉です。
単一にはそういった部分がないので、そこがポイントと言えるでしょう。
「単一」の意味
単一とは、種類的に1つであること、他の種類が混じっていないことです。
1つの種類のみで構成されている物体などに対して使っていきます。
ということは、世の中には複数の種類によって構成されている物体も存在していると評価できるでしょう。
単一という表現を使用する機会は実際はそこまで多くないですし、どちらかと言えば理系の分野でよく使われることが多いと言えるはずです。
「同一」の意味
同一とは、別ものではないこと、全く同じものであることです。
単一はある1つのものに関して言及するときに使いますけど、同一は他と比べてというときに使うので、2つのものがないと使用できないと言えます。
そこが同一という言葉の特徴と評価できるでしょう。
同一という言葉に関してもそれなりに使います。
こちらの方が頻繁に使うかもしれません。
「単一」と「同一」の用法や用例
「この物体は基本的には単一の金属で作られている。
だから、構成だけを見ると意外とシンプルなんだ。
これに関しては世の中で知らない人も多いと思うけどね。
「この防犯カメラに映っている人物は、最近このあたりでよく見かける不審者と同一なんじゃないか。
目撃証言の特徴が割と一致している気がするんだよ。
かなり確率は高いんじゃないかな。」
単一と同一は意味も使用する場面も違う
単一と同一はなんとなく言葉が似ているように思えるかもしれませんが、意味は異なっています。
単一は特定のものが1つの種類の何かで構成されているようなシーンで使っていきますけど、同一は他のものと比べたときに同じものと言えるシーンで使っていきます。
だから、それぞれは実際に使っていく場面にも違いがあると評価できるのです。