手近は「手がすぐ届くほど近くにあること、すぐに用意できるもののこと」。
こういった意味で使っていく言葉であり、要するに簡単に使える、用意できるという意味であると評価できます。
手短は「話の進め方などに関して、手っ取り早く簡略に行われること」。
時間の節約のためにそういった対応をすることがあります。
話の大部分を省略するという意味です。
「手近」の意味
手近とは、手がすぐ届くほど近くにあること、すぐに用意できるもののことです。
こういった意味になるので、特定のものに関してすぐに手に入る、すぐに用意できるという意味で使用していきます。
言葉としての使用頻度はそんなに高くはないものの、日常生活の中で使える場面は割と多いと言えるので、そこは知っておくといいでしょう。
「手短」の意味
手短とは、話の進め方などに関して、手っ取り早く簡略に行われることです。
何らかの話をするときにできるだけ簡単に終わらせる、特定の部分を省略しながら行うといった意味があります。
こういった機会はそれなりにありますし、実際に手短という表現を見聞きするシーンについても、日常生活の中で終わりとあるのではないかと思われます。
「手近」と「手短」の用法や用例
「今日はスーパーなどに買い物に行く時間的余裕がなかったから、手近な方法で済ませられる食事にしよう。
インスタント食品が確か家の中にあったはずだから。」
「朝礼の時間は限られているから、今朝の話は手短に済まそうと思う。
ただ、非常に重要なことを話していくから、社員一同はしっかりと聞いておくようにしてもらいたい。」
手近と手短は微妙に意味が違っている
手近と手短はなんとなく同じような言葉に見えるかもしれません。
でも、実際は意味が微妙に異なっている状況です。
手近はすぐに手に入る、すぐに用意できるという意味ですが、手短は省略して簡単に終わらせるという意味です。
両者とも手間をほとんどかけないという意味がありますが、全く同じではないので、きちんと理解しておきましょう。