繰り上げは「順を前倒しにして早くすること」。

「前倒し」と言い換えると分かりやすい。

繰り下げは「順を後送りにして遅くすること」。

「後送り」と言い換えると分かりやすい。

主にどちらの言葉も年金支給磁気について使われています。

65歳からの支給開始に対して、もっと早くすることを「年金の繰り上げ支給」と言い、遅らせることを「年金の繰り下げ支給」と呼んでいます。

「繰り上げ」は前倒しのこと

「繰り上げ」は本来決められているより早く物事を行なうことです。

年金だけではなく、一般的にも使われます。

「予定を繰り上げて実施する」「欠員が出たため選挙の繰り上げ当選が行われた」などと使います。

「年金の繰り上げ」は60歳から受けられますが、65歳からの支給額に対して減額がなされます。

それを損と感じるのか得と思うのかは本人の考え次第となります。

「繰り下げ」は後送りのこと

「繰り下げ」は本来決められているより遅く物事を行なうことです。

例えば「東京五輪は新型コロナのために、翌年に繰り下げ実施となった」「進捗状況が思わしくないので、予定を一週間ばかり繰り下げよう」などと使います。

「年金の繰り下げ」は65歳より後に支給を遅らせることで、年金額は増額されます。

その選択を行っている人はわずかしかいません。

年金の「繰り上げ」や「繰り下げ」は変更不可

年金支給日を「繰り上げ」することや「繰り下げ」することは、一度決めたら変更や中止は出来ません。

ですから、どうするのかは職の有無、本人の都合や考え方、どれくらい生きられるのかなど総合的に考えなければなりません。

特に事情が無ければ65歳まで待つのが良いでしょう。

職が無い人または働いている人はどちらかを選択することをするのです。

「繰り上げ」も「繰り下げ」も決められた時期の変更のこと

「繰り上げ」は決められている時期に対して早くすることで、「繰り下げ」は遅くすることです。

何らかの事情により、実施時期の変更をすることです。

「繰り上げ」や「繰り下げ」をするものは時間や順序になります。

時間を早くすることや遅くすること、順番ではないのに早くすること、順番なのに後回しすることを意味します。

おすすめの記事