遺品は「死んだ人が残したもの、死んだ人にゆかりのあるもののこと」。
遺品はいろいろなケースで使われ、割とメジャーな言葉であると言えます。
形見という言い方をする場合もあるでしょう。
異品は「想定されているものとは違うもののこと」。
漠然とそういった意味で使われますが、組立などの工程において、誤って仕様とは異なる品物を取り付けてしまう状況で使用されることがよくあります。
「遺品」の意味
遺品とは、死んだ人が残したもの、死んだ人にゆかりのあるもののことです。
死んだ人に関係するもの、所持していたものを指しているので、意味としてははっきりしています。
ただ、本人は自分に関する遺品そのものを認識することはできません。
というのも、遺品と呼べる状態になったときには、すでに死んでしまっているからです。
「異品」の意味
異品とは、想定されているものとは違うもののことです。
こういった漠然とした意味ではありますけど、組立などの工程において、誤って仕様とは異なる品物を取り付けてしまうという意味で使われることもあるので、ここに関して知っておく必要があるでしょう。
異品に関しては、ややマイナーな表現と言えるため、日常生活ではあまり使われない言葉と言えます。
「遺品」と「異品」の用法や用例
「これは遺品であり、絶対に捨てることができないものなんだ。
これを持っていると、亡くなった本人がまだこの世にいるんじゃないかなとか、近くにあるんじゃないかとか、思えてくるんだ。」
「異品が紛れ込んでくると製品に異常をきたす恐れがあるから、それは取り除かないといけない。
不良品を生まないためのチェックは常にしていかないといけないんだ。」
遺品と異品はまるで意味が違う
遺品と異品についてはやや似ている言葉ではありますけど、意味としては全く違います。
遺品は亡くなった人にゆかりのあるもの、生前所持していたものですけど、異品は想定されていないものという意味であり、かなり漠然としている点が特徴です。
したがって、それぞれは意味も違っていますけど、使用する場面も異なっているので、よく覚えておきましょう。