反芻は「牛などが飲み込んだ食べ物を再び咀嚼をすること」。

「繰り返し」と言い換えると分かりやすい。

咀嚼は「丁寧に噛む意味のこと」。

「味わう」と言い換えると分かりやすい。

「反芻」は牛などが干し草を再び胃袋から戻して咀嚼することを言います。

「咀嚼」は食物を噛むことですが、よく噛んで味わうという意味があります。

「反芻」は干し草を再び噛むこと

「反芻」は「干し草を再び口に戻して噛み砕くこと」、「反」は反復すること、「芻」は干し草の意があります。

牛や山羊および鹿やキリンなど偶蹄類反芻亜目の哺乳動物が行う行為です。

いったん丸のみ舌草を再び口で咀嚼することを言います。

転じて、言葉や文章、過去の経験などを繰り返し味わうことや思い出す意味になりました。

「咀嚼」は味わうこと

「咀嚼」の「咀」も「嚼」も味わうという意味の漢字です。

口の中で食べ物を良く噛み、味わう行為を言います。

転じて、言葉や文章などの意味を十分に理解することを言う様になりました。

「咀嚼は食事の基本」「格言を咀嚼する」「先人の残した言葉を咀嚼し理解した」「難しい言葉も咀嚼すると意味が解ってくる」などと使います。

「反芻」して「咀嚼」する

「反芻」と「咀嚼」は口の中でのことになり、よく噛むこと、繰り返し噛むことなどの意味になります。

転じて、文章や言葉に関しても使われるようになりました。

何回も読み直して意味を理解することと言う意味になります。

難しい文章や言葉、格言、ことわざ、箴言、和歌、俳句、先人や偉人の言葉などは味わうべきものになります。

「反芻」と「咀嚼」とは

「反芻」は偶蹄類反芻亜目の哺乳動物の「ウシ・山羊・鹿・キリン」などが行う行為で、干し草や植物を丸のみにした後、胃袋から口に戻して再び咀嚼することを言います。

「咀嚼」は口に入れたものを良く味わいながら食べる行為を言います。

どちらの言葉も、文章やことわざ・名言などを良く理解することのたとえとして使われます。

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