所詮は「詰まるところ、落ち着くところと言う意味のこと」。

「あきらめ」と言い換えると分かりやすい。

結局は「最後には、結論的にはと言う意味のこと」。

「結論」と言い換えると分かりやすい。

「所詮」は投げやりな感じのする言葉です。

「所詮~なので」と使い、あきらめの気持ちが感じられる言葉になります。

「結局」はいろいろと試行錯誤したが、結論としてこうなるということです。

「所詮」はあきらめの気持ちの表れ

「所詮」は、元は仏教用語ですが、「結局、つまり、詰まるところ、落ち着くところ」などの意味とあきらめの境地を感じる言葉や、さげすんだ感じの言葉になります。

「所詮、人望がない彼はリーダーの器ではなかったのだ」「そのようなことをするとは、所詮は民度の低い国民なのだ。

相手にしてはいけない」「所詮、能力のない人間は浮かび上がれない」などと使います。

「結局」は囲碁・将棋用語

「結局」は本来、囲碁や将棋の勝敗が着き一局が終わることを言います。

それから、物事の終わり、終局、結末、結論などの意味になったのです。

「あの件は結局、どうなった」「結局は別々になってしまった」「結局、どのようにすれば納得してもらえるのか」「結局はたわごとに過ぎない」「すったもんだの末、結局、二人は結婚した」などと使います。

「所詮」と「結局」は少し意味が異なる

「所詮」にはあきらめ感やさげすみ感があります。

同じように結論めいた言葉を言うにも、少し意味が違ってくるのです。

「所詮、何をするにも金持ちには敵わない」「所詮、青二才なのだから経験のないのは仕方ない」「結局は金持ちが良い思いをしている」「結局、経験がものを言う」「結局、経験のない人間に任せたから失敗をしたのだ」などと使います。

「所詮」と「結局」とは

「所詮」は「詰まる所・落ち着きところ」などの意味と「あきらめ・さげすみ」の意味合いも持つ言葉です。

「結局」は「終わってみると・結論としては」と言う意味になります。

どちらも、結論を言う総括的な言葉です。

「所詮、無理な話だ」「所詮は一番が取れない選手だ」「所詮、この程度で我慢するより他はないか」「結局、終わってみれば損失が出ていた」「結局のところ、人選を誤ったようだ」「結局、失敗だった」などと使います。

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