いまわしいは「縁起でもないこと、不愉快なこと」。
「不吉」と言い換えると分かりやすい。
いとわしいは「いやなこと、煩わしいこと」。
「面倒」と言い換えると分かりやすい。
どちらも言葉が似ていますが、何かに対して拒絶をしている点は同じです。
「いまわしい」似た言葉に「おぞましい」があり、「いとわしい」に似た言葉に「うとましい」があり意味は近いものになります。
「忌まわしい」は「忌まわしい」と書く
「いまわしい」は「忌まわしい」と書き、「忌」と言う文字は「忌中」「忌引き」など人が無くなったときに使う言葉になります。
「忌避」と言う言葉もあり、「縁起が悪いこと」に使う言葉です。
日常生活で意識的に避けている事柄について、現実となると「いまわしい」と言う感情が出て来るのです。
「葬式」「死亡」「殺人」「病気」など普段は思いたくないことです。
「いとわしい」は「厭わしい」と書く
「いとわしい」と言う言葉は余り使われないかも知れません。
「厭わしい」と書き「厭」と言う文字は「憎む、嫌がる」などの意味があります。
したくないことをしなければならない時に、「いとわしい」と感じるのです。
「するのが嫌だ、面倒だ、煩わしい」と言う事です。
「厭世観」は良く使い、世の中が疎ましくなり嫌になる気持ちのことです。
「厭世観にさいなまれる」と使います。
「いまわしい」も「いとわしい」も避けること
「いまわしい」は不吉なこと・縁起が悪いことを避けることで「忌避」と言う事です。
「いとわしい」もするべきことを避けることですから、どちらも「避ける」と言う意味では共通しています。
「人が焼け死んだとか、殺されたなどいまわしい事件が続き嫌になる」「また一から始めなくてはならないなんて、いとわしいことだ」などと使います。
「いまわしい」と「いとわしい」とは
「いまわしい」は「忌まわしい」と書き、縁起の悪いこと、不吉なことを言います。
病気・死亡・殺人・葬式など、非日常的な事柄が顕在化してしまった場合に感じるものです。
無意識に避けていることが多く、現実となると「忌まわしい」と感じ避けたくなるのです。
「いとわしい」も「面倒・煩わしい・嫌だ」と言う感情ですから、避けることでは同じです。