猪は「神経質で嗅覚に優れた哺乳動物のこと」。
「豚」と言い換えると分かりやすい。
亥は「植物の生命力が種子に戻ること」。
「いのしし」「豚」と言い換えると分かりやすい。
「亥」を猪としているのは日本だけになり、中国では「亥」は「豚」のことになります。
「亥年」は実は「豚年」なのです。
日本では「亥の肉(しし)」のことを「いのしし」と言ったと言われ、「亥」は「猪」なのです。
「猪」は豚の親
「猪」は家畜化されたものが「豚」なのです。
神経質で突進することでも有名です。
長いこと狩猟の対象とされて来ました。
子供には縞模様があり「ウリ坊」と言われます。
中国においては「猪」と言う漢字は「豚」のことになり、「いのしし」は「野猪」と表記します。
「猪口」「猪口才」「猪突猛進」「猪首」「家猪」などの言葉があります。
「亥」は十二支の一つ
「亥」は十二支の12番目と最後の項目になり、「草木の生命力は種子の中に戻る」意味になります。
これで、「子」から始まった植物の成長過程は一巡した訳です。
古代中国では農作業の目安にしていたのです。
所で、十二支の動物は身近な動物が多いことから、本当は「亥=豚」であることが正しいかも知れません。
とはいえ、現在でも「亥年」は「猪」の出番になっていますから、敢えて「豚」にすることもありません。
「亥年」と「猪」の関係
「亥年」は「猪」の肉の様にどのような病をも予防出来る年と言われています。
また、「猪」のイメージから前進の年、チャレンジや冒険の年とも言われます。
本来の「亥」の意味は「生命力が種子に戻り次の年の芽生えに備える」ということから、エネルギーの蓄積の時期とも言われます。
「亥年生まれ」の人は強い意志と反面、頑固さを兼ね備えている性格です。
「猪」と「亥」とは
「猪」は突進してくるイメージの動物です。
家畜化されたものが「豚」になり、中国では「猪」と言う言葉は「豚」のことです。
十二支も本当は「豚年」と言う事なのですが、日本では「いのしし」が定着しています。
「亥」を使う漢字・熟語には「該当」「当該」「弾劾裁判」「咳」「結核」「原子核」「骸骨」「時刻」「刻限」などがあります。
「亥」の本来の意味は「植物も枯れてしまったが、生命力は種子の中に込められて次の成長を待っている」になります。