農業は「農作と酪農のこと」。

「農分野」と言い換えると分かりやすい。

農耕は「農作のこと」。

「農行為」と言い換えると分かりやすい。

農業は広い意味で作物を作ること、家畜を飼育することを含む全分野のことです。

農耕は作物を作ることを指します。

「農耕民族」は「農業をする民族」の意味になります。

「農業民族」とは言いません。

「農業」は業界

「農業」は農作・酪農を業(なりわい)としていることです。

田や畑を耕し、種を撒き育て、収穫をすること、牛や豚を飼育することを言うのです。

「世界には農業立国が多い」「政府の農業政策は減反など厳しい」「私は農業高校出身だ」「三ちゃん農業になった」「あすこは専業農家らしい」「農業には牧畜業も含まれる」などと使います。

「農耕」は行為

「農耕」は「農地を耕す」という行為のことです。

ですから、牧畜業は意味しないということです。

「農耕民族と狩猟民族」「ここは農耕地帯だ」「農耕により、自給自足している」「荒野を開墾して、農耕が出来るようにした」「農耕は土地を耕して農作物を育成する行為」「農業高校で農耕の合理的なやり方を勉強する」などと使います。

「農業」は「農耕」と酪農のこと

「農業」には「農耕」と「酪農」があります。

「農耕」からは野菜や果物が収穫出来、酪農からは牛乳と牛肉、豚肉などが得られます。

これら全体を「農業」と言っているのです。

「農家には専業農家・兼業農家・酪農農家・育成農家・搾乳農家などがある」「酪農は畜産のことである」「畜産は牛・豚・鶏などを飼育する」と使います。

「農業」と「農耕」とは

「農業」は農作物を育成する仕事、家畜を飼育する仕事を言います。

全体を「農業」と言いっているのです。

「農耕」は農地を耕すことですから、農作物を育成する行為と言うことになります。

そこには牧畜の概念はありません。

「農業国」「農業政策」「農業分野」「農業大学」「農耕地」「農耕民族」「農耕と牧畜」などと使います。

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