まぐれは「偶然に起きる現象のこと」「偶然」と言い換えると分かりやすい。
フロックは「まぐれ当たりのこと」。
「穴馬」と言うと分かりやすい。
まぐれは予想を覆す現象で、偶然に起きたものを言います。
ほとんど起きそうもないことが突然に発生してしまうことです。
フロックは元の意味を外れて、競馬で穴馬が上位入賞することです。
実力なのかまぐれなのか、次のレースで判断されます。
明らかにまぐれであるならばフロックだったと言います。
「まぐれ」は「まぎれる」こと
「まぐれ」の語源は「ま(目)+くれる(暮れる・暗い)」が原意で「暗くて見間違う=まぎれる」と言う意味です。
それが「たまたま起きる」「偶然に起きる」となったものです。
「まぐれ」に起きることは良いことですから、「まぐれ当たり」と言う言葉になりました。
「まぐれ外れ」はありません。
「当たり」は「当選」ですから良い意味になります。
「フロック」はまぐれ
「フロック」は競馬用語で穴馬が上位に来た時に使います。
「この馬の実力からしたら今回はフロックではと考えられます」つまり「フロック=まぐれ」と言う意味で使っています。
「フロック」は本来、「沈殿物のかたまり」のことを言いますが、玉つきゲームでの「まぐれ当たり」も「フロック」と言います。
ここから競馬にも使われるようになったものかも知れません。
「まぐれ」「フロック」と言われたサニーブライアン
サニーブライアンはG1の2冠馬です。
それだけ聞けば素晴らしい強い馬になりますが、全くの人気薄で1997年の皐月賞を制したのです。
まさに「フロック」と言われたものですが、同じ年のダービーも優勝したことから、「フロック」と言われたのは間違いで「フロック」ではなかった、実力だったとなったもので語り草になっています。
「まぐれ」と「フロック」とは
「まぐれ」は「まぎれる」から生まれた言葉です。
偶然の出来事・たまたま間違えて起きたことなどの意味です。
「まぐれ当たり」とよく言いますが、良いことが起きた時に使います。
「フロック」はまぐれの意味に競馬で使われる言葉です。
穴馬がなぜか上位に入った時に言いますが、競馬には時々人気薄が1着になることはあるのです。
それをフロックと言うか実力なのかは、難しいのです。