見限るは「見込みがないと思って諦めること」。
一般的には人に対して使うことが多いです。
当初はそれなりに期待をしていたものの、長く結果が出ないため、期待するのを辞めるという意味になります。
見捨てるは「関係を保つことや面倒を見る状況をやめること」。
特定の関係を持っていた人、何らかの事情で面倒を見ていた人と今後かかわることをやめる際に使います。
「見限る」の意味
見限るとは、見込みがないと思って諦めることです。
人に対して使うことが多いですけど、これ以上期待をしても無駄だと思って諦めるようなシーンで使っていきます。
期待をしたとしても、その期待通りに活躍してくれるとは限らないことは世の中では多くありますから、こういった状況はそこまで珍しくないでしょう。
たまに使う言葉と言えます。
「見捨てる」の意味
見捨てるとは、関係を保つことや面倒を見る状況をやめることです。
こちらも人に対して使うことが多いですけど、今まで存在していたかかわりを断ち切るという意味になります。
関係を切ったり、面倒を見ていた状況をやめるという意味になるので、割といろいろなシーンで使うことができます。
他人を見捨てるシーンに関してもたまに存在すると言えるはずです。
「見限る」と「見捨てる」の用法や用例
「今まで期待をしていたが、さすがにもう見限るべきだろうか。
全く結果を出してくれる気がしないからな。
素質はあったとは思うけど、素質だけではどうにもならない世界ということだろう。」
「今まで居候させてやった知り合いがいるのだが、そういう状況が長く続くと、自力でなんとかしようとする気が削がれるようだ。
だから、見捨てるのも彼のためだろうか。」
見限ると見捨てるはどちらも突き放すこと
見限ると見捨てるという言葉は、ともに特定の人物に対して使っていきます。
そして、諦めるという意味が込められており、結果的には突き放すような態度をとることが多いのです。
かなりネガティブな言葉なので、使えるシーンは限られますけど、こういった状況に遭遇する可能性は誰にでもあるため、こういった言葉は覚えておくと良いです。