作り話は「事実でない創作のこと」。
「創作」と言い換えると分かりやすい。
でっち上げは「事実でない悪意の創作のこと」。
「嘘・噂・捏造」と言い換えると分かりやすい。
作り話もでっち上げも架空の話です。
広い意味では作り話は小説などの文芸作品も含みますが、狭義ではでっち上げ・捏造のことです「でっちあげ」は「捏造」のことで、「捏」が「でつ」と中国語で読むためにそのような言葉になったものです。
「作り話」は創作のこと
「作り話」は善意でも悪意でも架空の話になります。
善意では文芸小説や童話・エスエフ小説・ミステリー小説などの作品を指し、悪意では「嘘・でっち上げ・噂話」の類になります。
善意では事実がない、根拠もない空想の話を作り上げることですから、創作と言うことです。
悪意の場合は誰か貶める目的で作る捏造話のことです。
「でっち上げ」は悪意の捏造
「でっち上げ」は事実に基づかない捏造のものです。
誰かを貶める目的があり、さもありそうな話や物を作り上げることです。
根拠となりそうなものも用意して置き、信憑性を持たすのです。
例えば「ひと昔前の警察は犯人らしき人物を逮捕して強引に自白させ、証拠は後ででっち上げてしまうということも行われていたらしい」「本人の知らない間にさもありそうな話をでっち上げ、周囲に噂として流し信用を著しく落とした」などと使います。
悪意なら「作り話」も「でっちあげ」も同じ
悪意に満ちた「作り話」は「でっち上げ」と変わりません。
近年、ネットの発達と共にSNS上の誹謗中傷がひどくなり社会問題化になっています。
誹謗中傷の中には「作り話」も「でっち上げ」も含んでいる可能性が高いのです。
「でっち上げ」の「でっち」は「捏造」の「捏」から来ています。
中国語発音で「でつ」と言います。
「作り話」と「でっち上げ」とは
「作り話」には善意と悪意があります。
善意は小説などの創作物を言い、悪意は「噂・でっち上げ・嘘」のことです。
「でっち上げ」は悪意のものになります。
誰かを貶める目的で行われる卑劣なものです。
何かをしてしまった言い訳として「でっち上げ」が作られることがあります。
例えば過去には戦争の切掛けとして、嘘のことをでっち上げたことが多くあるのです。