玉は「透明か半透明の丸い石のこと、または丸いもの」「宝石」「丸形」と言い換えると分かりやすい。
球は「物理的に丸形をした物体のこと」。
「物理的丸形」と言い換えると分かりやすい。
玉は本来貴重な石・宝石の様なものを指しました。
「ぎょく」と呼ばれていたものです。
「たま」では丸い形のものを言います。
「球」は物理的な形として見た目が円形で立体的に丸い形をしたもののことです。
「玉」は「ぎょく」と「たま」では意味が異なります。
「玉」は「ぎょく」と読む場合は「宝石の様な貴重な石」で半透明のものを言います。
古代中国で大切にされたと言われています。
また、将棋の自陣の「王」の対比として相手陣の「王」を「玉=ぎょく」と言うこともあります。
普通に「たま」でしたら「丸いもの」で「くす玉・玉子・大玉・鉄砲玉・玉すだれ・パチンコ玉」などがあります。
「球」は物理的な形を言う
「球」は「丸い物体」と言うニュアンスですから「地球・球技・野球球場・球体・火球・球面・卓球・水球・球根・玉の輿・電球・気球」などと使われます。
体積は球の半径をrとすれば「4/3πr3乗」となり、表面積は「4πr2乗」となります。
あくまでも物理的に丸いものになり、形が先に有ったために付けられたということです。
「玉」と「球」は形が同じですが意味が違います。
「玉」も「球」も「丸いもの」と言う共通点はあるものの、「玉」には何らかの意味を持つものがほとんどです。
反面、「球」は単に物理的に丸いものを表現しているのです。
例えば「くす玉」「鉄砲玉」などは意味あるものがたまたま丸かっただけで、「球体」「地球」などは丸い形のものが先にあるので形から名付けられたものです。
「玉」と「球」
「玉」は「ぎょく」と読み、貴重な半透明の宝石のような石の意味もあり普で「丸いもの」を言いますが、「ものの性質が先にあり、たまたまそれが丸かった」ために「~玉」と付けられたのです。
「球」も「丸いもの」ですが、先に形があり物理的に、視覚的に丸いものを言ったものです。
「何か丸い形に見えるから球」と言うことです。