根本は「物事が成り立っている最も大切な部分のこと」。
物事が成り立つうえで欠かせない部分と言え、そこが失われると物事が成立しなくなると言えるでしょう。
根源は「物事が生まれるにあたって存在する大きな部分のこと」。
意味は根本とほぼ変わりませんけど、存在自体の大きさがポイントと言えるので、そこに特徴があります。
「根本」の意味
根本とは、物事が成り立っている最も大切な部分のことです。
根本にあたる部分がないと、通常は物事が成り立たないと言えるようなシーンで使っていきます。
したがって、この根本が失われたら、特定の物事は成立しなくなる状況を迎えることになるのでしょう。
したがって、その物事が成立するうえで非常に重要な存在と評価できます。
「根源」の意味
根源とは、物事が生まれるにあたって存在する大きな部分のことです。
意味それ自体は根本とそこまで大きくは変わりません。
しかし、欠かせない部分と言えるかは別です。
特定の物事が生まれるにあたって存在する大きな部分ですから、そこが失われれば全体に影響はあるものの、特定の物事が存在できないとまでは言えない可能性があります。
「根本」と「根源」の用法や用例
「人間を含めた地球上の動物は、地球が根本になっている。
基本的に地球が存在しなければ、動物たちは存在できないだろう。
つまり、私たちにとっては非常に大切な部分なんだね。」
「人間が生活していくにあたって、住居というのは非常に大切な存在だ。
根源的な部分とも言えるだろう。
これがなくなれば生活は一変し、非常に厳しい毎日になると言える。」
根本と根源は意味は大差ない
根本と根源に関しては、意味の違いはほとんどありません。
両者とも特定の物事が存在するうえで重要な部分と評価できます。
しかし、根本に関しては特定の物事が存在するうえで不可欠とも言えるものに対して使っていくので、そこは根源との違いになります。
根源は物事の存在にかかわるようなものという評価は通常しませんから。