不要は「必要のない用事のこと。」
「不必要事」と言い換えると分かりやすい。
不急は「急がない用事のこと」。
「後日実行」と言い換えると分かりやすい。
不用不急は疫病対策として叫ばれている言葉ですが、何をもって不要不急というのか境界線が決められていないことから、人ではあまり減ることはないようです。
これは主観の問題があり、そうなるのは仕方ないことかも知れません。
「不要」は必要のないこと
「不要」なこととは何か漠然としています。
例えば海外旅行や国内旅行は明らかに不要と言えますが、繁華街に呑みに出かけることは「不要」なこととは言い切れません。
ストレス解消に必要と言われればそうなのかと思います。
カラオケは「不要」と考えられますが、結構出かけて感染をしています。
これはダメという基準を設定することが必要なのですが、諸般の事情で掛け声のみとなっています。
「不急」は急がないこと
「不急」も「不要」なことと重なりますが、何をもって急がないのかハッキリしません。
何事も屁理屈を付ければ必要で急ぐことに変わるかも知れません。
要は個人がどう考えるかです。
「急用」でも「必要なこと」でも「不要・不急」にしてしまう人もいれば、反対に「急用・必要」としてしまう人がいるはずです。
個人
の心構えと言えます。
「不要」「不急」は分かりづらい。
基準は個人により異なるのでわかりづらく、また都合の良いように解釈が出来ますから、細かい基準・規制が必要です。
このような場合にはこれはダメ、これは良いという基準です。
交通手段の規制をしないから人的移動は収まらず、感染は拡大してしまうのです。
経済とのバランスなどと言っていると大変なことになるかも知れません。
なんとも難しい問題です。
「不要」「不急」の反対は何。
「不要」「不急」の反対は「食料の買い出し」「医者に行くこと」「会社に行くこと」「医療」「介護」「学校」などですが、それ以外は禁止とはなかなか出来ません。
明らかにダメなものは常識的に判断出来ますが、境界線にあることは、個人の主観でどうにでもなるのです。
とにかく個人の判断でなるべく「不要」「不急」のことを多くするよりかは手がないでしょう。