怪しいは「疑わしい部分がある、信頼できないこと」。
何かしらの理由により、信頼できない状況が存在している際に使われる言葉と言えます。
妖しいは「不気味な感じがする、思わず惹かれてしまうような魅力があること」。
基本的には怪しいという意味に似ていますが、プラスの意味を持った側面もあり、そこに関して特徴的と言えるでしょう。
「怪しい」の意味
怪しいとは、疑わしい部分があることにより、信頼ができない状況を表しています。
何かしらの理由で信頼できない状況があるときに使われるため、日常生活の中では頻繁に聞くと言えるでしょう。
特に素性の分からない人物などに対して使用される傾向にあり、結果的に信頼できる状況になったとしても、その域まで達していない段階では怪しいという評価を受けるのです。
「妖しい」の意味
妖しいとは、不気味な感じがするという意味もあれば、思わず惹かれてしまうような魅力を持っているという意味もあります。
したがって、悪い意味もあれば、いい意味も持っている言葉と言え、評価それ自体は非常に難しいです。
ただ、怪しいとは違い、言葉自体がややマイナーなため、日常生活で使う人はほとんどいないと言えるでしょう。
「怪しい」と「妖しい」の用法や用例
「ドラマに出てきた新しい登場人物だけど、なんか言動が怪しいんだよな。
これから主人公たちの味方になるのか、それとも敵になるのか、そこは気になるところだな。」
「あの人はどうも妖しい雰囲気を持っている。
不気味な面もあるけれども、何か惹かれてしまいそうな、独特の魅力を持っている気がするんだ。
他に同じような人は見たことがないよ。」
怪しいと妖しいは使用頻度の違いが大きい
怪しいと妖しいは意味は似ているものの、少し違います。
妖しいには肯定的な意味もあるため、そこで区別をすることが可能です。
しかし、怪しいは日常的に使うシーンが多くあるものの、妖しいに関しては言葉自体を知る人が少ないので、見聞きする人はほとんどいません。
つまり、使用頻度には明らかな違いが存在している状況と言えるのです。