「血管」は、血液の通る管のこと、また、体内に血液を送る管のことです。

英語では「a blood vessel」で表されます。

「動脈」は「arteries」です。

「静脈」は「veins」です。

「毛細血管」は「capillaries」です。

「血筋」は、血液が流れる脈絡のことです。

「血管」のことです。

英語では以下のように表します。

「血管」の意味の場合は「blood vessels」です。

「血統」の意味の場合は「blood relationship」「family」です。

「血管」の意味

「血管」は、血液の通る管のことです。

また、体内に血液を送る管のことです。

脊椎動物では内腔が内皮で覆われ、壁の中層の平滑筋と弾性繊維が血管の径を変化させて血量を調整します。

動脈・静脈・毛細血管に分けられます。

動脈は心臓から血液を送り出す管です。

血管壁が厚く伸縮性に富んでいます。

静脈は、血液を心臓に送り返す血管です。

一般的に、血管壁は薄く伸縮性はあまりありません。

毛細血管は、動脈と静脈の移行部にあたります。

血管が微細に分岐しています。

自律神経の働きによって、内径を変化させることができます。

以下のように使います。

血管が切れる
毛細血管 血管拡張剤 血管壁

「血筋・ちすじ」の意味

「血筋」は、以下のような意味です。

①血液が流れる脈絡のことです。

「血管」のことです。

血液の循環する道筋のことです。

②先祖代々の血統のことです。

「血のつながり」「血縁」「血統」のことです。

以下のように使います。

体内の血筋を図示する
血筋が浮いて見える

<循環系>
循環器全体を一つの器官系と考える言葉です。

「脈管係」ともいいます。

脊椎動物では、血管系・リンパ管系と心臓から成ります。

血と管と筋の漢字

「血」
字義は「ち・ちしお」「血塗る」「なみだ」「ちすじ」「強くて生き生きしていること」です。

解字では、「血」は象形です。

祭の時、神にすすめる生贄の血を皿に盛った様を表しています。

これにより「血」を意味するようになりました。

「管」
字義は「くだ」「ふえ」「吹き鳴らす」「筆のじく」「かぎ」「つかさどる・支配する」「取り締まる」「要」です。

解字では、「竹+官」で構成されます。

「官」の部分は、「貫」に通じ「つらぬく」を表します。

「竹」の部分を合わせて「くだ」「ふえ」を意味するようになりました。

「筋」
字義は「すじ・筋肉」「ちから」です。

解字では、「肉+力+竹」で構成されます。

「肉の中を通る竹のように弾力のある筋」を表します。

これから「筋・すじ」を意味するようになりました。

「血管」は血液の通る管のこと、「血筋・ちすじ」は、血液が流れる脈絡のこと
「血管」「血筋」は、類語です。

「青筋・あおすじ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「体内の血液が流通する管」です。

「血管」は、一般的な言い方です。

脊椎動物では、「動脈」「静脈」「毛細血管」に分けられます。

「血筋」は、「血管」の意味よりも、「血筋が絶える」「遠い血筋にあたる」のように、多くの場合、「血のつながり」「血族関係」の意味で使われます。

「青筋」は、皮膚を透かして青く見える静脈のことです。

「青筋をたてて怒る」のように使います。

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