絶食は「何らかの理由で一定期間食事を摂らない状況を続けること」。
理由はいろいろなものがありますけど、自らの意思でそういった状況を実現させることが多いです。
断食は「宗教上の理由などで一定期間食事を摂らない状況を続けること」。
断食に関しては理由が割と限定されており、そこがこの言葉における特徴と言えるでしょう。
「絶食」の意味
絶食とは、何らかの理由で一定期間食事を摂らない状況を続けることですが、食事を摂らない状況があれば、理由はそこまで問われないと言えます。
基本的に絶食は自らの意思で食事を摂らないという行為であり、何かしらの具体的な目的がある際に利用されます。
美容や健康などの理由が多く、そういった目的がある際にとられる手段なのです。
「断食」の意味
断食とは、宗教上の理由などで一定期間食事を摂らない状況を続けることです。
宗教上の理由ということで、断食に関しては食事を摂らない理由がはっきりしているため、使用できるシーンは限られます。
ただ、断食については宗教上の理由ということで、理由がそこまで具体的ではありません。
しかも強制されるようなイメージであり、苦行として扱われやすい状況でしょう。
「絶食」と「断食」の用法や用例
「ダイエットのために絶食を続けているが、かなりきついな。
しかし、おかげで効果が明らかに出始めているから、それがモチベーションになってなんとか続けられている。」
「宗教上の理由で断食をしないといけない状況はかなりきついだろう。
とはいえ、何度もやっているとさすがに慣れるのかもしれないけど、日本人からすると大変そうに見えてくる。」
絶食と断食の大きな違い
絶食と断食はともに一定期間食事を摂らない状況を続けることですが、絶食は理由がいろいろなもので考えられるのに対して、断食は理由がはっきりしています。
また、絶食は水から自由に行うものですけど、断食は強制されるようなイメージであり、苦行と言えるような状況となっているのです。
そこが両者の大きな違いと言えるでしょう。