鮮明は「はっきりしていること、鮮やかに感じられること」。
鮮明についてはどちらの意味で使われるのかというと、割と両方の意味で使われます。
はっきりと何かが分かるとき、色合いなどが鮮やかに感じられるとき、いずれにおいても鮮明を使います。
明白は「はっきりしていること、疑う余地がないこと」。
鮮明と似たような意味ですけど、疑う余地がないという点は特徴的です。
「鮮明」の意味
鮮明とは、はっきりしていること、鮮やかに感じることという意味です。
はっきりしているだけではなく、鮮やかという意味もあるので、いろいろなシーンで使える言葉と言えるでしょう。
ただ、鮮明に関しては、これの否定形である不鮮明という言葉もかなり使う機会があるため、鮮明と同時にそっちに関しても覚えておくといいと言えます。
「明白」の意味
明白とは、はっきりしていること、疑う余地がないことです。
はっきりしているという意味では鮮明と同じですが、疑う余地がないという部分はこの明白ならではの特徴と言えます。
疑うことができないほどに、何かがはっきりとしているような場合に明白という言葉を使うことができます。
したがって、明白についてはいろいろなシーンで使えそうです。
「鮮明」と「明白」の用法や用例
「新しいプリンターを買ってから、写真の印刷が非常に鮮明になったよ。
色が鮮やかに見えて、全体的に綺麗だなって思えるんだよな。」
「先日発生したコンビニ強盗の事件だけど、防犯カメラに顔がばっちり映っていて、犯人の姿が明白だったからすぐに捕まったらしいね。
なんで顔を隠さなかったのかは今思うと非常に謎なんだけどさ。」
鮮明と明白はどちらも同じような意味で使用される
鮮明と明白は基本的にははっきりしているという意味で使われます。
この点では共通しており、同じような言葉と言えるはずです。
だから、はっきりしている状態を説明するときに鮮明か、明白かというのはかなり迷う可能性があります。
ただ、それぞれは別の意味で使用されることがあるので、注意も一応必要ということは言えるでしょう。