なおざりは「物事に手も付けず、そのままおろそかにすること」おざなりは「物事に手はつけるが、その場しのぎでおろそかにすること」
どちらとも言い換えると「いい加減なこと」ですが、若干のニュアンスの違いがあり、「なおざり」=「おざなり」とは言えません。
なにもせずにそのままにしておろそかにすること
「彼は任された仕事をなおざりにして、結局遂行しなかった。」
物事をいい加減に行い、おろそかにすること
「彼の仕事はいつもおざなりで完璧ではありません。」
「なおざり」と「おざなり」の微妙なニュアンスの違いとは?
「なおざり」と「おざなり」は根幹の意味としては「いい加減であること。」
ですが、「なおざり」の場合、物事には着手せずに、ほったらかにしたりすることをいいますが、一方で、「おざなり」は物事に着手はしますが、程度がいい加減で、おろそかにすることをいいます。
「なおざり」と「おざなり」の違いや用例について
なおざりとおざなりはいい加減であることをしめしますが、微妙なニュアンスの違いとしては物事に着手するかどうかの違いです。
「なおざり」の具体例:「彼は任された仕事をなおざりにして、結局遂行しなかった。」
「おざなり」の具体例:「彼の仕事はいつもおざなりで完璧ではありません。」