「fate」と「destiny」も、日本語に訳せばどちらも「運命」と言う意味です。
しかし、英語では「fate」は悪い方の意味の運命、「destiny」は良い方の意味での運命について表す言葉と、使い分けられています。
また、「fate」は死のような、絶対不可避な運命、「destiny」は不可避ではない、物事の成り行きのような状態を表す言葉として使われています。
「fate」の意味
日本語で表現するなら、「運命」より「宿命」の方がしっくりくるくる言葉です。
「死」など、どんな生き物にも訪れる絶対不可避なネガティブなこと、また、病気や敗北、仕事で左遷されたりとか、その人にとって不可避なネガティブなことを表す言葉です。
「fate」は「最後」というニュアンスが含まれており、英語圏での国では裁判の判決や、人事異動の時に使われる言葉だそうです。
「destiny」の意味
「destiny」は良い意味での「運命」を表現する言葉です。
自然現象などには使いません。
どちらかというと、人間同士のやり取り、人の手によってそうなった、自然のなりいきの結果を表現する言葉です。
例えば、「わが社の運命は、この商品の売り上げによって決まる!」と言う場合の「運命」が英語で「destiny」と表現されるものに当たります。
「fate」と「destiny」、同じように運命って意味だけど、どう違うの?
「fate」と「destiny」、どちらもよく聞く英語です。
どちらも、日本語では「運命」と訳されますが、英語ではわざわざ言葉を分けられていますね。
同じ「運命」と言う意味を持ちながら、「fate」と「destiny」は、どんな違いがある言葉なのでしょう?英語圏の人々は、「fate」と「destiny」をどんな風に使い分けているのでしょうか?
物事を表現する言葉のバリエーションは、言語によってそれぞれ
日本語では「運命」を表す言葉は「運命」一つだけで、意味によって分けることはありませんね。
しかし、英語では「fate」、「destiny」と言う風に、悪い意味での運命、良い意味での運命、不可避なもの、不可避とまではいかないものかで、表現する言葉を分けているのです。
言葉はその土地の文化、生活を反映するものです。
面白いものですね。