「ロックダウン」は、何らかの目的のために「制限(すること)」や、「封鎖(すること)」の意味があります。
「ロックダウン」の語源は、英語の「lock down」です。
もともと日本語で「ロックダウン」は、オンラインを使うときに、不正アクセス防止の目的で、アプリケーションなどの機能を制限することも、ロックダウンと呼ぶのが一般的でしたが、コロナウィルスパンデミックの影響で、現在では「一定の地域を封鎖すること」を意味する方が、多くなってきています。
「ロックダウン」の意味
「ロックダウン」とは、「封鎖」を意味します。
現在日本で一般的に使われている「ロックダウン」は、一定の都市や地域を封鎖して、人やものが流通することを妨げることです。
また、このように一定の都市や地域を封鎖することによって、病気の感染の拡大を防いだり、封鎖された都市や地域の内側にいる人の安全を図る体制や政策のことを指します。
「ロックダウン」の使い方
「ロックダウン」は、日本語では名詞として使われます。
動詞として使われる場合には、「ロックダウンする」という形で使います。
日本では、コロナウイルス対策で店やホテルが営業を停止していても、特定の地域全体が閉鎖されることは行われていませんので、ロックダウンという表現は、外国の特定の地域を対象にして多く使われます。
「ロックダウン」の例文
例えば、「アメリカ合衆国とカナダは、それぞれが都市をロックダウンしているので、彼女はカナダ側の親戚の身を心配しているそうです。」
とか、「アメリカは各州がしてロックダウンを行なっているので、カリフォルニア州よりも5日後にロックダウンしたニューヨーク州の方が、コロナウイルスパンデミックの被害が酷いようだ。」
といった使い方をします。
有名になった「ロックダウン」という表現
「ロックダウン」と言う外来語は、本来はインターネットでの不正アクセス防止のために使われていました。
なのでロックダウン」が、誰もが意味を知っている外来語となったのは、このウィルスの被害拡大以降のことです。
幸い日本では、ウイルスのために都市がロックダウンされることがなく、緊急事態の警告だけで済んでいます。
このような経緯で、「ロックダウン」と言う言葉が一般的になったのは残念なことだと思われます。