上医は国を医すは「優れた医者は、個人の病気よりも国の病気を優先的に治していくと言えること」。
戦乱や弊風といった国の病気をまず治していき、その後に個人の病気を治すわけです。
トリアージは「災害などが発生して、複数の傷病者が出たときに、実際に治療をしていく優先順位のこと」。
日常的にはほとんど見聞きしない言葉です。
「上医は国を医す」の意味
上医は国を医すとは、優れた医者は、個人の病気よりも国の病気を優先的に治していくと言えることです。
この言葉を使える機会はなかなかないでしょう。
また、知名度的にも低くなっているので、どうしても馴染みを覚えづらい面があるはずです。
自分で使用するケースはほぼ考えられないという言い方ができるのではないかと思われます。
「トリアージ」の意味
トリアージとは、災害などが発生して、複数の傷病者が出たときに、実際に治療をしていく優先順位のことです。
災害発生時には、こういう問題が発生し、当事者は悩む部分があるのではないかと思われます。
実際に使うことができる場面はあるものの、マイナーな言い方ですし、見聞きしづらいという点は特徴であると言えるはずです。
「上医は国を医す」と「トリアージ」の用法や用例
「上医は国を医すという言葉があるが、そういう医者は本当にいるのだろうか。
国の病気をまず治していくような状況を見ること自体が、なかなかないだろうから。」
「災害発生時にはトリアージの問題がある。
怪我人などが多くいる中で、どういう順番で治療をするかは、真剣に考えていかないといけない点になってくるだろう。」
上医は国を医すとトリアージは意味は同じではない
上医は国を医すとトリアージに関しては、意味としては同じではないでしょう。
完全に異なっているとは言えず、一応似ている部分はあるものの、意味において区別はしやすくなっているので、そこはポイントです。
両者はかなりマイナーであり、大半の人たちは聞いたことがないと思われます。
でも、トリアージはどこかで聞くかもしれません。