吉・キチは「吉の呉音のこと」。
「大吉」と言い換えると分かりやすい。
吉・キツは「吉の漢音のこと」。
「不吉」と言い換えると分かりやすい。
「吉」は語源では「男子(士)が授かるお告げ(口)」と言う意味で「めでたい」意味になります。
「キチ」は占いの「大吉・中吉・小吉」、縁起が良い「大安吉日」などがあります。
「キツ」は「吉報・キッポウ」「吉祥・キッショウ」などがあります。
「吉・キチ」は呉音のこと
「吉・キチ」は呉音の発音のことです。
「漢音のキツ」より古く伝わっていた音で占いの「大吉(ダイキチ)、中吉(チュウキチ)、小吉(ショウキチ)」や「大安吉日(タイアンキチジツ)」「吉事(キチジ)」「吉例(キチレイ)」などの言葉があります。
また、地名では「吉祥寺(キチジョウジ)」があります。
昔は男子の人名でも使われました。
「小吉(コキチ)、巳之吉(ミノキチ)」など。
「吉・キツ」は漢音の発音のこと
「吉・キツ」は漢音の発音のことです。
漢音は呉音より遅れて日本に伝わった音ですが、広く使われるようになっています。
「良い知らせの吉報(キッポウ)、縁起でもない不吉(フキツ)、良いこと悪いことの吉凶禍福(キッキョウカフク)、良いしるし吉相(キッソウ)、天女の吉祥天(キッショウテン)」などの言葉があります。
吉祥寺(キチジョウジ)と吉祥寺(キッショウジ)
吉祥寺(キチジョウジ)と吉祥寺(キッショウジ)と言う地名が東京には存在しています。
武蔵野市と駒込にあります。
キチジョウジは地名のみで寺はありません。
駒込の方はキッショウジと言う寺があります。
両者は明確なつながりを持つ歴史があります。
江戸期の明暦の大火で駒込住民が武蔵野に移住し、キチジョウジ村を作ったと言うものです。
それが現在の吉祥寺(キチジョウジ)なのです。
「吉・キチ」と「吉・キツ」とは
「吉・キチ」は呉音読みの発音のことで、「大安吉日、大吉、中吉、小吉、吉事、吉例」などの言葉があります。
「吉・キツ」は漢音の発音で「良い知らせの吉報(キッポウ)、縁起でもない不吉(フキツ)、良いこと悪いことの吉凶禍福(キッキョウカフク)、良しるし吉相(キッソウ)、天女の吉祥天(キッショウテン)」などの言葉があります。