白・ビャクは「白の呉音のこと」。

「白虎」と言い換えると分かりやすい。

白・ハクは「白の漢音のこと」。

「白線」と言い換えると分かりやすい。

呉音の「白・ビャク」の使用例は少なく「白虎、白檀、白夜、白蓮、黒白(こくびゃく)」などになります。

漢音の「白・ハク」の熟語は大変に多く、ほとんどの言葉は「ハク、ハッ、パク」などと読みます。

「白・ビャク」は呉音の発音

「白・ビャク」は呉音で古くからある音の読み方になります。

「白虎、白檀、白夜、白蓮、黒白(こくびゃく)」などの使い方になります。

「白虎」は東の青龍、南の朱雀、北の玄武などの四神の一つで西を表します。

「白夜」は極に現れる太陽が沈まない夜のこと、「黒白」はことの是非のことを言います。

また、岩絵の具の最も細かい粒子を「白・ビャク」と呼んでいます。

「白・ハク」は漢音読みのこと

「白・ハク」は漢音の発音で現代の言葉は「白」を「ハク、ハッ、パク」と発音します。

「しろい」と言う意味では「紅白、純白、卵白、白骨」などがあり、「きよい」では「潔白」、「あきらか」では「明白」、「なにもない」では「白紙、余は苦、空白」など、「白くする」では「漂白」、「もうす」では「建白、自白」などがあります。

「白」の訓読み

「白」の訓読みは「しろ、しら、あきらか、もうす、せりふ」などがあります。

「白々(しらじら)と夜が明ける」、「科白(せりふ)」「白金(しろがね)」「白装束(しろしょうぞく)」「白旗(しらはた)」「白詰草(しろつめぐさ)」「白身(しろみ)」などと使います。

その他、「白星、白無垢、白鼠、白妙、白蟻、白羽、白波、白拍子、白玉、白鷺」などもあります。

「白・ビャク」と「白・ハク」とは

「白・ビャク」は呉音の発音のことで「白夜、白檀、白虎」などの言葉があります。

「白・ハク」は漢音の発音で現代の言葉はほとんど漢音になります。

「しろい、あきらか、もうす」などの意味の言葉がほとんどです。

「ハク、パク、ハッ」などと発音します。

また訓では「白馬(あおうま)、白粉花(おしろいばな)、白湯(さゆ)、白耳義(ベルギー)」など難読熟語も多いのが特徴です。

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