集・あつまるは「人が寄ってくること」。
「人だかり」と言い換えると分かりやすい。
集・つどうは「有る特定の場所に目的を持つ人が寄ってくること」。
「集会」と言い換えると分かりやすい。
「集・あつまる」と「集・つどう」の違いは「目的があるかないか」と言うことになります。
また、募金や募集などの場合はそれなりの目的を持つことがあります。
「集・あつまる」は不定見に複数の人が寄ること
「集・あつまる」は複数の人たちが不定見に寄ってくることを言います。
事故などの物見や人だかり、やじうまなどのことを言います。
また、縁日、朝市、フリーマーケットなどに人だかりがしていることも「集まる」に入り、「集う」とは区別されます。
また、「集く(すだく)」とい読む場合もあり、虫などが群れをなす様子を言います。
「集・つどう」は明確な目的をもって人が集まること
「集・つどう」は不定見の人だかりではなく、ある明確な目的があって、人々が集まることを言います。
何等かの大会を開くこと、スポーツ競技会に参加すること、イベントに参加すること、映画を鑑賞すること、観劇をすること、寄り合いをすること、会合をすること、様々なパーティーにいくことなどになります。
チケットが必要な場合や会員になる必要がある、顔見知りであることなどが必要になります。
「集まる」「集う」と「集く」「集る」は別の意味
「集まる」「集う」と「集く」「集る」は別の意味
人が多数で群れる状態を「集まる」「集う」「と言う言葉で表現します。
自由意志で人が集まり、群れとなることは「集まる」と言い、チケットや会員、顔見知りなど何らかの束縛のもとに集まることを「集う」と言います。
また、「集く(すだく)」は虫が群れること、「集る(たかる)」は恐喝行為や強くねだることを言います。
「集・あつまる」と「集・つどう」とは
「集・あつまる」は人が不定見に自由参加で寄ることを言います。
祭りや市、事故などの人だかり、物見、見物などのことを言います。
「集・つどう」は特定の場所に特定の目的を持つ人たちが、仲間意識をもって集まることを言います。
ですから、会員やチケット制、顔見知りなどの条件が必要になることがあります。
また、「集」と言う漢字の読みには虫が集まる「集く(すだく)」、恐喝の「集る(たかる)」があります。