参向は「高貴な人がいる場所へ出向くこと」。
そういったシーンで使う言葉ですから、たまに使うことはできます。
しかし、頻繁には使用しないと言えると思われます。
参行は「参上すること」。
行くという意味で使われますが、その謙譲語に当たる言葉になります。
参向の意味に似ている状況ですけど、全く同じ意味ではありません。
「参向」の意味
参向とは、高貴な人がいる場所へ出向くことです。
高貴な人のところに向かうシーンは一応あるものの、そんなに頻繁にあるとは言えないので、使用できる機会は限られるという言い方ができると思われます。
だから、使用頻度は高くありません。
また、知名度についても低いため、知っている人はあまり多くないという言い方ができます。
「参行」の意味
参行とは、参上することです。
目上の人の場所に行くという意味になるので、参向と意味はあまり変わらないと言えると思われます。
そういう部分で区別をすることは厳しいので、そこはきちんと頭に入れておきましょう。
でも、こちらも使用頻度は高くなく、実際に使用される機会はそんなに多くないので、そこはポイントになります。
「参向」と「参行」の用法や用例
「参向をしないといけないシーンにおいては、かなり緊張すると言える。
やはりそれなりに身分が高い人のところに行かないといけないケースは特別感があるからな。」
「参行をするときには、きちんと気を引き締めていかないといけない。
失礼のないように振る舞う必要があるから、そこに関しては頭に入れておかないといけないんだ。」
参向と参行は意味はやや似ている
参向と参行は意味は完全に同じではないです。
似ているポイントはありますが、違っている部分もあるため、そこは認識しておいてほしいです。
ともに普段の生活において使うことがしやすい面はあるものの、知らない人が大半ではないかと思われます。
したがって、自分で使う状況も考えづらいと思われるので、そこも理解しておいてほしいです。