生・ショウは「生の呉音のこと」。
「生涯」と言い換えると分かりやすい。
生・セイは「生の漢音のこと」。
「生活」と言い換えると分かりやすい。
「生」は「サン」と言う唐音もあり、ごく一部の宗教用語にしか使われません。
しかし、「訓」の多さは多種に亘る漢字になります。
「いきる、うむ、はえる」などが代表的な訓になります。
「生・ショウ」は呉音
「生」を「ショウ」と発音するのは呉音のためです。
呉音は日本に早くから伝わった中国漢字の読み方のことです。
漢音と並んで現代の日本語に深く浸透しているものです。
比較的古い言葉に多く使われています。
「生涯、弁慶の立往生、衆生、袖すり合うも他生の縁、出生率減少、畜生、誕生日、生類憐みの令」などの使用例があります。
「生・セイ」は漢音
「生・セイ」は漢音で比較的新しい言葉に使われています。
「人生百年、生命維持装置、大量生産、発生源、生物、胎生動物、卵生動物、両性動物、生殖機能、生活、生存が危ぶまれる、余生を送る、出生率、再生可能、生鮮食料品、先生、生徒、学生、書生、小生、生業、更生、野生動物、後世畏るべし、生態」などの使用例があります。
「生」のいろいろな訓読み
「生」の訓読みは多くあり、「いきる、いける、うまれる、うむ、おう、はえる、はやす、おう、き、なま、うぶ、なる」などがあります。
使用例は「生き地獄、生き方、生き馬、生糸、生薬、生花、生け捕り、生娘、生かじり、生臭坊主、生首、生半可、生兵法は大けがの基、生意気、生放送、生え抜き、芝生、生さぬ仲」などがあります。
「生・ショウ」と「生・セイ」とは
「生・ショウ」は呉音の音のことで、比較的古い言葉に使われています。
「生涯、立往生、衆生、他生の縁、出生率、畜生、誕生日、生類憐みの令」などの使用例があります。
「生・セイ」は漢音のことで、比較的新しい言葉になります。
「人生、生命、生産、発生、生物、胎生、両性動物、生殖機能、生活、生存、余生、出生率、再生可能、生鮮食料品、先生、生徒、学生、生業、更生、野生動物、後世畏るべし、生態」などの使用例があります。