両全は「両方とも完全であること」。
2つのものがあって、ともに完全であると評価できる場面で使う言葉になります。
あまり有名ではないと言えるでしょう。
万全は「完全であること、手落ちと言える部分がないこと」。
完全という部分は似ていますが、こちらは両方といった意味はないので、そこはポイントになると言えるでしょう。
「両全」の意味
両全とは、両方とも完全であることです。
2つのものに関して、ともに完全であると言える場面で使う言葉になるため、使用できるシーンはそれだけ少ないと言えると思われます。
両全という言い方はそこまでマイナーなわけではないものの、見聞きするシーンがそんなに多くないので、どうしても馴染みは感じづらいと思われるのです。
「万全」の意味
万全とは、完全であること、手落ちと言える部分がないことです。
基本的にはこういう意味で使用する言葉になります。
完全の意味に似ており、似たようなシーンで使用していく傾向にあるはずです。
でも、万全は1つの対象に対しても使うことができますから、そこはポイントです。
両全と比べると、万全の方が有名な言い方になります。
「両全」と「万全」の用法や用例
「勉強もスポーツも両全と言えるような人は多くはないが、現実的にはたまにいる。
努力してもなかなかこういう状況は実現させられないと言えるのではないか。」
「準備は万全であり、いつ本番を迎えても問題ないという状況であると言える。
早く本番が来てくれないかなと、今からかなりウズウズしているような気分なんだよ。」
両全と万全は意味がやや似ている
両全と万全に関しては意味は似ている部分があります。
全く同じではありませんけど、全体的には似ていると言えるので、そこは理解しておきましょう。
ただ、万全はそれなりに有名ですし、使用頻度もそこそこ高いですが、両全は知名度は相対的に低く、あまり使われない言い方になるでしょう。
ここは両者を見分けるポイントになります。