「塔」は、高くそびえ立つ建造物です。
英語では「a tower」「a pagoda」「a steeple」「a spire」「a turret」で表されます。
「仏教の塔」という意味の場合「a pagoda」を使います。
「小塔」という意味の場合「a steeple」「a spire」です。
「城などの小塔」という意味の場合「a turret」です。
「塔をたてる」は「erect a tower」です。
「尖塔」は、頂上がとがって高く突き出た建物です。
英語では「a steeple」「a pinnacle」で表されます。
「小尖塔」という意味の場合「a pinnacle」を使います。
「タワー」は、「塔」「塔状の建物」という意味です。
英語では「a tower」で表されます。
「タワー型パソコン」は「a tower model PC」です。
「タワークレーン」は「a tower crane」です。
「塔」の意味
「塔」は、以下のような意味です。
①仏教に於いて、梵語の「卒塔婆・stupa」を指します。
仏陀の骨・髪・聖遺物をまつるために土石を椀型に盛り、または、レンガを積んで作った建造物です。
中国に伝えられて、楼閣建築と結びつき層塔が成立しました。
日本では五重塔・多宝塔・根本大塔などを木造で作りました。
②高くそびえ立つ建造物です。
以下のように使います。
塔がそびえる 時計塔 テレビ塔
「尖塔」の意味
「尖塔」は、頂上がとがって高く突き出た建物です。
西洋では、ゴシック・ロマネスク建築の塔型に見られます。
13世紀のイギリスでは、八角形の尖塔(broach spire)が発達しました。
フランスの「アミアン大聖堂」や「ノートルダム大聖堂」などが有名です。
以下のように使います。
教会の尖塔 身廊と翼廊の交差部に尖塔を設ける 小尖塔はピナクル(pinnacle)と呼ばれる
「タワー」の意味
「タワー」は、「塔」「塔状の建物」という意味です。
英語では「a tower」で表されます。
数える時は、据えてある細長い建造物なので「基」「本」で数えます。
以下のように使います。
コントロールタワー 東京タワー タワークレーン タワービル タワーブリッジ
☆タワー型
PC用語です。
パソコンのケースの形状の一つです。
幅よりも高さの方が長い縦型のケースです。
一般的に、デスクトップと比べると内部要領に余裕があります。
「塔」は 高くそびえ立つ建造物、「尖塔」は 頂上がとがって高く突き出た建物、「タワー」 は「塔」「塔状の建物」という意味です。
「塔」「尖塔」「タワー」は、類語です。
共通する意味は「高くそびえる細長い建物」です。
「塔」は、「五重塔」のように、仏骨を安置したり供養・報恩をしたりするために高く築いた建造物をいいました。
「尖塔」は、特に屋根の先端がとがって突き出ている塔を指します。
「タワー」は、多くの場合、他の語と複合して用いられます。