給料は「労働の対価のこと」。
つまり、働いたことに対する見返りという意味の言葉になります。
たいていはお金で支払われます。
基本給を意味する言葉として使われる場合もあるのです。
給領は「主君から家臣に与えられる土地やその支配権のこと」。
日常的にはほとんど使われない言葉です。
給料と似ている表記ですが、意味は違います。
「給料」の意味
給料とは、労働の対価のことです。
働いたときにお金をもらうことになることが多いですが、それ自体を給料と表現していきます。
日常的によく使用される言葉になるので、これを知らない人はほぼいないと言えるのではないかと思われるのです。
基本給の意味で使用されるケースもありますから、そこに関しても覚えておいた方がいいと言えるでしょう。
「給領」の意味
給領とは、主君から家臣に与えられる土地やその支配権のことです。
現代ではこういった言葉はほぼ使われません。
したがって、使用頻度はかなり低いと言えるでしょう。
また、給料とは意味が異なっているので、その点においても違いがあると言えます。
どうしても馴染みは感じづらい言い方ですし、知らない人も多くいるはずです。
「給料」と「給領」の用法や用例
「俺は給料をもらうためだけに働いているわけだが、世の中には仕事自体に楽しさを見出している人もいるのだろう。
そういった人に関しては、非常に羨ましく感じられる。」
「主君から給領が与えられれば、その支配権も手にすることになる。
特定の地域を自分のものにできるという部分は非常に特別感があると評価できると思うんだ。」
給料と給領は意味で区別ができる
給料と給領に関しては表記は似ている面もありますが、意味は明らかに違っています。
したがって、両者はそういう部分で区別ができる表現になるでしょう。
また、これらの言葉は使用頻度においても違いを見出しやすいです。
給料はかなりメジャーな言い方ですけど、給領は知らない人も多いはずですし、そこは理解しておきましょう。