座視は「黙って見ているだけの状況のこと」。
特定の状況に関して、知らんぷりを続けるという意味になります。
できるだけ物事にかかわらない姿勢のときに使う言葉です。
無視は「存在しているものを存在していないように扱うこと」。
つまり、見て見ぬ振りをするという言い方ができます。
無視という言葉はかなり有名と言えます。
「座視」の意味
座視とは、黙って見ているだけの状況のことです。
特定の何かに関して、特に関与することはせずに見ているだけという態度を貫くときに使用する言葉になります。
座視に関しては多くの人たちが経験があるのではないかと思われます。
そういう意味では、馴染みは感じやすいはずです。
でも、座視という言い方を使う人はそんなに多くありません。
「無視」の意味
無視とは、存在しているものを存在していないように扱うことです。
何かを見たときに、見ていない状況と同じ態度を貫くケースで使う言葉になりますが、無視はかなりメジャーな表現であり、誰もが知っているはずです。
意味は座視に近いですけど、全く同じではないので、両者は意味において区別ができる可能性があると思われます。
「座視」と「無視」の用法や用例
「何かもめ事が起きているときには座視をしているのが1番だと思う。
関与することで、トラブルに巻き込まれてしまう状況だけは避けたいと思っているからな。」
「困っている人がいたときに助けてくれる人もいるが、無視する人もいる。
世の中にはいろいろな人たちがいるから、そういう差が生まれてしまうのは仕方ないかもしれない。」
座視と無視は微妙に意味が違う
座視と無視は意味は似ているものの、全く同じではありません。
座視は知らんぷりをする状況ですが、無視は見て見ぬ振りをする状況と言えます。
かなり状況としては似ていますが、完全に同じとは言い難い面もあるのです。
ただ、使用頻度としては無視の方が高く、座視という言い方はほとんど使われないと評価できると思われるのです。