テレコは「互い違いのこと」。
「互い違い」と言い換えると分かりやすい。
あべこべは「順序が逆になること、反対のこと」。
「逆」と言い換えると分かりやすい。
「テレコ」は本来の正しい順序などが異なっていることや間違っていることなどを言います。
「あべこべ」は本来の正しい位置が反対になっていることや入違っていることを言います。
「テレコ」は関西弁
「テレコ」は関西では普通に使われる関西弁になります。
「順序が逆になること、入れ替わること、交互になること」などの意味で使います。
語源は歌舞伎からきた言葉になり。
二つの台本を交互に演じ関連付けることを言いました。
物流業界でもレッテルの貼り間違いで起きる配送先間違いのことを「テレコになる」と言っています。
「あべこべ」は反対のこと
「あべこべ」は江戸時代からの古い言葉で「彼方此方」または「彼辺此辺」と書きます。
「あちらとこちら」と言うことで」「あちらとこちらが入れ替わっていること」となり、つまり反対の意味になります。
本来あるべき姿や場所、位置が反対または逆さになっていることです。
「上と下を逆に貼りあべこべとなった」「夏なのに肌寒く夏と冬があべこべとなったような日となった」などと使います。
「テレコ」と「あべこべ」は同じ意味もある言葉
「テレコ」と「あべこべ」は反対になっていると言う意味で同じになります。
「テレコ」は関西で使われていますが、メジャーにはなっていません。
「あべこべ」はメジャーで全国的に使われますから、「反対」と言う意味ではどちらも使われているのです。
「ポスターがテレコに貼られている」「ポスターがあべこべに貼られている」は違和感がありません。
「テレコ」と「あべこべ」とは
「テレコ」は「手入れこ」から来ています。
歌舞伎の言葉で、二つの脚本を交互に演じることです。
そこから「交互、入れ違い、反対」などの意味になったものです。
「あべこべ」は「彼方此方」または「彼辺此辺」と書きます。
上と下の位置が反対になることや、順序が反対になること、本来あるべきことが逆になることなど「反対」と言う意味が強い言葉です。