リン酸は「三大肥料の一つで開花や結実に効果があるもののこと」。
「実肥」と言い換えると分かりやすい。
窒素は「三大肥料の一つで葉や茎の成長に効果があるもののこと」。
「葉肥」と言い換えると分かりやすい。
カリは「三大肥料の一つで根の成長に効果があるもののこと」。
「根肥」と言い換えると分かりやすい。
これらは植物や野菜の成長に欠かせない肥料となります。
「リン酸」は実の肥料
「リン酸」は過リン酸石灰などの無機の化学肥料や、魚かす、発酵鶏糞、骨粉などの動物由来の有機肥料があります。
また、バットグアノと言う蝙蝠の糞由来の肥料もあります。
三大肥料の一つで、植物の生長や開花、結実に有効な働きがあります。
「実肥(みごえ)」とも言われています。
また、「リン」は人間の歯や骨の構成成分として重要なものです。
「窒素」は茎や葉の肥料
「窒素」は植物の成長、特に葉に欠かせない肥料です。
主にアンモニア性の窒素として、硫安(硫酸アンモニウム)や硝安(硝酸アンモニウム)、塩安(塩化アンモニウム)、チリ硝石などがあり、有機性窒素として、尿素や石灰窒素、魚肥、大豆かすなどがあります。
茎や葉の成長に効果があり「葉肥(はごえ)とも言われています。
「カリ」は根の肥料
「カリ」肥料は、植物の根の成長に効果があり「根肥」と言われます。
日本では主に塩化カリウムを使用し、硫酸カリウムも輸入しています。
「カリ」は有機肥料の中では鶏糞や米ぬか、草木灰に多く含まれていますから、昔から有機肥料として使われてきました。
「カリ」とはアラビア語で「灰」を意味し、「アルカリ」の語源でもあります。
「リン酸」と「窒素」と「カリ」とは
「リン酸」と「窒素」と「カリ」とは三大肥料のことで、植物の成長に不可欠のものです。
「リン酸は実」「窒素は葉」「カリは根」と言われそれぞれ特徴があります。
また、無機肥料と動物由来の有機肥料があります。
無機肥料は化学的に合成されたもので、「過リン酸石灰」「硫酸アンモニウム」「塩化カリウム」などが代表的です。
有機肥料は「鶏糞・魚かす・草木灰」などがあります。