正味は「風袋を含まない中身のこと」。
「中身」と言い換えると分かりやすい。
歩留は「生産でロスを除いた良品の割合のこと」。
「良品」と言い換えると分かりやすい。
「正味」は「風袋と正味」の関係があり、「歩留」は「不良品と良品」の関係があります。
余計なものを取り去った中身のことを言います。
通常、「歩留」は「良品数/製造数」で表します。
「正味」は中身のこと
「正味」は余計なものを取り去った中身のことを言います。
良い例が着物を着た体重と裸の体重の関係や、袋など包装紙に入った食品の中身の重量のことなどを言います。
この場合、着物や包装紙など余計なものは「風袋」ということがあります。
「風袋込み」「風袋込みでは100はグラムでも正味は90グラム」「なんだ正味はこれしかないのか」などと使います。
「歩留」は「正味・中身」の割合のこと
「歩留」は生産する時に必ず使う言葉です。
生産総数や生産量に対して必ず不良品や製造ロスが発生しますから、それらを除去した残りが良品として商品になる訳です。
「歩留」は割合のことですから「歩留98パセント」などと言います。
この場合2パーセントのロスが出たということです。
「良品/生産数」で求めることが出来ます。
「投入総量」に対して「正味の良品」の割合が「歩留」率
製造や生産、制作などには必ず「歩留」が付きまといます。
通常、「投入」の総数に対して100パーセントの仕上がりは考えられません。
「歩留100セント」はほとんどないのです。
何かをすれば必ずロスが発生してしまいます。
下請けに製造を任せる場合でもロス率は決めるものです。
「歩留」は数量や個数、金額などで使われています。
「正味」と「歩留」とは
「正味」は風袋を含まない中身のことです。
中身を保護するものを風袋と言い、中身の重量を「正味」と言います。
使い方は様々な場合があり、時間や値段などにも使われています。
「歩留」は生産や製造に関するロス率の割合を差し引いた「正味」のことです。
「歩留」は生産管理や製造原価を考える上でも非常に大事な指標になります。