野放しは「家畜などを放し飼いにしておくこと、手を付けないでそのままの状態にしておくこと」。
どちらかと言えば、後者の意味の方がメジャーでしょう。
こういった意味で使っていく言葉になります。
放置は「構わないこと、そのまま放っておくこと」。
特定の存在や状況に対して特に構わない、または意図的に放っておくというケースで使う言葉です。
「野放し」の意味
野放しとは、家畜などを放し飼いにしておくこと、手を付けないでそのままの状態にしておくことです。
前者の意味で使う機会はあまり多くありません。
したがって、基本的には後者の意味で使用すると言えるでしょう。
野放しに関しては、悪い状態をそのままにしておくような場合によく使われることが多いので、そこについては覚えておくといいです。
「放置」の意味
放置とは、構わないこと、そのまま放っておくことです。
意図的に干渉しないときに使う言葉と言えます。
人に対しても使うことができますし、状況に対しても使うことができます。
野放しと意味は似ているものの、放置の方が一般的に使われやすい表現です。
したがって、使用頻度においては差があると評価できると思われるのです。
「野放し」と「放置」の用法や用例
「ゲームが好きなのは分かるけど、ここまで長時間やり続けている状況を野放しにするのはよくないと思うんだよね。
子供たちには勉強もちゃんとやるように言っておこうと思う。」
「このあたりはゴミが落ちていても放置されている状況で、道路がどんどん汚れていってしまう。
みんなで掃除をした方がいいんじゃないかと思うんだよ。」
野放しと放置は意味はかなり似ている
野放しと放置に関しては意味はそれなりに似ています。
どちらも特定の状況をあえて放っておく、そのままにしておくという意味があります。
したがって、両者は意味の違いはほぼないと言えるはずです。
基本的に同じような場面で使っていくことができるので、これらは区別できるような部分はあまりないと言えると思われるのです。