思いは「頭の中で思考をしながら考えたこと」。
論理的に考える状態に近く、考察するという行為に近いと言えます。
想いは「頭の中でイメージしながら考えたこと」。
論理性とは無縁の状態で、本能的に思うがままに考えるため、感情的な面を多く含むという特徴があります。
物思いにふけるといった表現がしっくりくる状態と言えます。
「思い」の意味
思いというのは、頭の中で考えたこと、考えた結果浮かんだ答えのようなものです。
割と論理的に考えるため、何かしらの1つの正解を目指して思考をしている状況となっています。
根拠を見出しながら、順を追って考えていくため、自分の好きなように考えるわけではないのです。
したがって、そこで出た答えというのは自分の望んでいるものとは限らないのです。
「想い」の意味
想いというのは、自分の好きなように考えていく状況のこと、またはその結果出た答えといった意味です。
本能的な面を含むために、論理的ではなく自分の主観を交えて感情的に考えていきます。
だから、自分にとって望ましいと思える結論に至ることもありますし、結論などを問わずにただ考えているだけ、イメージしているだけということもあるでしょう。
「思い」と「想い」の用法や用例
「自分の贔屓チームが今日は負けそうな思いがある。
どうしても今日のスタメンを見ている限り、相手チームと比べて非力だし、戦力的に劣っているように思うからだ。
」
「あの人が好きという想いを浮かべるだけで胸が苦しくなってくる。
一緒に過ごせたらどれだけ楽しいのだろうか?ということを思うと、どんどん好きという想いが強くなっていくんだ。
」
「思い」と「想い」の違いは思考のプロセス
思いというのは論理的な考えをしながら、特定の結論を導いていくため、思考におけるプロセスは常に論理的であるという特徴があります。
しかし、想いでは論理性がなくても成り立つため、とりあえずぼーっと何かしらを考えている場合、頭に思い浮かべている場合でも該当すると言えるのです。
したがって、想いの方が該当する範囲は広いとなります。