せめては「満足できるほどではないものの、これくらいはという思いのこと」。
実現されたとしても、決して満足はできませんが、最低でも実現してほしいラインを示すときに使われます。
少なくともは「少なく見積もってもという意味のこと」。
少なく見積もっても、これくらいはあるだろうという予測をするようなシーンで使われやすいです。
「せめて」の意味
せめてとは、満足できるほどではないものの、これくらいはという思いのことです。
最低限このくらいは実現してほしいという思いを表すときに使われる表現になります。
最低限なので、決して満足できるレベルではありませんが、このくらいは最低でもやってほしいという思いを伝える意味があります。
日常的によく使用される表現です。
「少なくとも」の意味
少なくともとは、少なく見積もってもという意味のことです。
少なく見積もってもということは、最低限を意味するので、せめてと似ています。
つまり、満足いく状況ではないとしても、最低でもこれくらいは実現してもらわないと困るという気持ちが込められているのです。
せめて同様に、少なくともという表現は日常的によく見聞きするはずです。
「せめて」と「少なくとも」の用法や用例
「今回は高得点はいらない。
でも、せめて赤点だけは回避していてくれ。
赤点をとると非常にマズイ。
親にも何て言われるか分からないから、それだけは勘弁してくれ。」
「手応え的にはそこそこいい点数がとれたんじゃないかな。
少なくとも80点はいっているはず。
感覚的には90点を超えていても不思議ではない気もするんだけどね。」
せめてと少なくともは似たような意味と言える
せめてと少なくともに関しては、意味はそれなりに似ています。
どちらも満足いく程度ではないが、最低でもそれくらいは望みたい、望めるはずという意味の言葉です。
両者ともにかなり有名な表現になりますから、聞いたことがある人は非常に多いはずです。
日常生活でかなり使われる言葉になるので、知っておいた方がいいでしょう。