枢機は「肝心な部分のこと、活動の中心となる重要な箇所のこと」。
全体における重要な部分という意味で使っていきますが、言葉としては難しいので、あまり使われないと言えます。
枢軸は「活動の中心となる大切な箇所のこと、政治や権力の中心のこと」。
本来はこういう意味ですが、一般的には第二次世界大戦期における日本、ドイツ、イタリアにおける軍事同盟、友好関係の意味が強いです。
「枢機」の意味
枢機とは、肝心な部分のこと、活動の中心となる重要な箇所のことです。
要するに大切なポイントを指して使う言葉になります。
こういった意味なので、いろいろなシーンで使うことができるでしょう。
でも、枢機という言葉は有名ではないです。
聞いたことがないという人もいるはずなので、知名度はどうしても低くなってしまいます。
「枢軸」の意味
枢軸とは、活動の中心となる大切な箇所のこと、政治や権力の中心のことです。
大切な部分という意味でも使用されますが、実際のところは政治や権力の中心という意味が強いでしょう。
この言葉が使われる機会はかなり限られ、第二次世界大戦中の日本、ドイツ、イタリアの三国の関係性を表現するときが特に顕著と言えるはずです。
「枢機」と「枢軸」の用法や用例
「今回のプロジェクトにおいて、枢機と言える箇所がいくつかある。
その仕事を任された人間は特に責任を持って全うしてもらいたい。
実際にプロジェクトの命運を握っているとも言えるからな。」
「第二次世界大戦中においては、枢軸国が欧米の強国と戦っていたが、最終的には敗れる形となった。
ただ、今でも枢軸国の日本、ドイツ、イタリアはそれなりに仲がいい状況だろう。」
枢機と枢軸は意味はだいたい同じ
枢機と枢軸はともに重要な箇所、活動の中心となるような部分という意味で使っていく言葉になります。
したがって、意味としてはそんなに変わらない状況と言えます。
ただ、両方とも日常生活ではそんなに使われない表現になるでしょう。
だから、知名度的にはあまり高くありません。
馴染みを感じられる人はほとんどいないはずです。