手垢は「手についた垢のこと」。
そのままの意味と言えます。
手にはいろいろな汚れがつきますが、その中には垢と表現できるようなものもあるでしょう。
手沢は「長く使っている間に手の脂などがついて自然に出た艶のこと」。
さらに故人が愛用していたものという意味もあります。
だから、両方とも覚えておくといいと言えるでしょう。
「手垢」の意味
手垢とは、手についた垢のことです。
手についた垢だから、手垢ということです。
かなり理解しやすい言葉になるでしょう。
手には日常的に垢がつきやすく、そういったものは風呂に入ったときに落ちるでしょう。
しかし、日中は手垢の存在は珍しくないので、非常に馴染みを感じられる表現です。
でも、使う機会はそんなに多くありません。
「手沢」の意味
手沢とは、長く使っている間に手の脂などがついて自然に出た艶のことです。
長く使っているものであれば、手の脂などが染みつくことがあり、それが艶に見えることもあるはずです。
そういうシーンで使っていきますが、故人が愛用していたものという意味もあり、そういうシーンでも使える言葉になります。
ここは覚えておくといいです。
「手垢」と「手沢」の用法や用例
「さっき気付いたんだけど、手垢がかなり酷いな。
さすがにこの状態で料理をするわけにはいかないよな。
綺麗に洗って、そのうえで料理を始めないといけないんじゃないかと思う。」
「俺が愛用している財布には手沢が顕著だな。
かなり長期間使用しているものだから、当然と言えば当然なんだろうけど。
新しいのを買った方がいいのかな。」
手垢と手沢は同じような意味
手垢と手沢に関しては、意味は割と似ています。
どちらも手の汚れのような意味で使っていきます。
ただ、手沢は艶と表現することもあるので、いい意味に聞こえなくもないですけど。
ただ、手垢と比べて、手沢という表現はかなりマイナーと言えるでしょう。
したがって、使用頻度に関しては同じ状況にはならないと評価できるでしょう。