不朽は「いつまでも朽ちることがない、滅びることがないこと」。

特定のものが世の中に永遠に存在し続けるという意味で使っていきます。

たまに見聞きするような表現です。

腐朽は「木材や金属などにおいて、腐ってしまい傷んでいる状況のこと」。

したがって、不朽とは明らかに違う意味であると評価できるのです。

マイナス要素が強い意味と言えるでしょう。

「不朽」の意味

不朽とは、いつまでも朽ちることがない、滅びることがないことです。

今まで朽ちたことがなく、これからもそうならないだろうと思われるものに対して使っていきます。

でも、これは実体がないものに関しても使うことが可能で、例えば不朽の名作といった表現はかなりメジャーと評価できるのです。

ここは大きなポイントになると言えるはずです。

「腐朽」の意味

腐朽とは、木材や金属などにおいて、腐ってしまい傷んでいる状況のことです。

不朽はそれなりにプラスのイメージの言葉ですけど、腐朽に関してはややマイナスのイメージの言葉と言えそうです。

しかし、腐朽を使うケースは大半の人にとってはほぼないでしょう。

何らかの特別な仕事に従事している人以外は、腐朽という表現に馴染みは感じづらいと思われます。

「不朽」と「腐朽」の用法や用例

「この映画は不朽の名作として、今後も人類の宝になるのではないか。

10年、20年経っても多くの人たちの話題になり、後世に語り継がれていくことになるだろう。」

「特定の木材などに関して、腐朽が見られたときにはもう使えない可能性がある。

そういった木材はかなり脆くなっているから、耐久性に問題があると言えるんだ。」

不朽と腐朽は使用する場面が違う

不朽は永遠に朽ちることがないといった意味ですけど、腐朽は木材や金属が腐ってしまうという意味ですから、両者は明らかに意味の面で違いが見られます。

また、こういった違いがあることで、使用する場面にも違いを見出すことが可能でしょう。

そして、腐朽に関しては多くの人たちにとって、使用する機会はほぼないと言えるはずです。

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