知遇は「人格や技量などが認められそれにあった待遇がされること。」
「厚遇」と言い換えると分かりやすい。
厚遇は「手厚い待遇のこと」。
「好待遇」と言い換えると分かりやすい。
「知遇」は「知遇を得る」と使い大変名誉なことになります。
何か役人の天下りのような事の様ですが、一般的に程度の高い適材適所と言うことなのです。
「厚遇」は厚いもてなしのことです。
「知遇」は程度の高い適材適所のこと
「知遇」は人格や技量、経歴などを考慮して高度な適任者を見つけて厚遇することです。
天下りは役人がやる再就職斡旋のことで経歴重視の名誉職的なものとなり、人格や技量は二の次の様なものです。
本当に「知遇を得る」人は少なく、本人にとっては人格者と認められることなので大変に名誉と感じるのです。
「外部から新社長を招聘したがその方は知遇に答えたのです」と使います。
「厚遇」は手厚い待遇のこと
「知遇」を得た人は当然「厚遇」を持ってもてなされます。
しかし、役人がいくら高い地位にいても民間企業の社長に成れるのは稀で、どこかの団体か何とか機構の理事長などになるのが落ちです。
民間は厳しい面があり、簡単には「厚遇」を与えません。
例えば、経営を立て直す人材として招聘されたなら「知遇を得た」となり「厚遇」されるのです。
「知遇を得る」は「厚遇}されること
「知遇を得た」人は当然「厚遇」が待っています。
いくら「知遇」を得ても待遇がなされなければ就任は難しくなります。
しかし、「あなたを見込んでお願いします。
しかし、待遇は厚遇とは言えませんがいかがでしょうか」となれば承知するかも知れません。
「知遇」はあくまで名誉なことですから、事情が有り待遇が少々悪くても言いのです。
「知遇」と「厚遇」とは
「知遇」はその人の人格や経歴、技量などを勘案して、高度な人材適所を行なうことです。
役人高官の再就職の天下りとは異なります。
これは一見適材適所に見えるかも知れませんが、人格・技量軽視で経歴重視のものになります。
「厚遇」は手厚い待遇のことで、一般的に「知遇を得た」人が浴するものになります。
企業再建などで招聘される場合は「知遇」であっても「厚遇」は期待出来ないことがあります。