心労は「精神面における苦労のこと」。
肉体的に苦労を感じているわけではなく、精神的に苦労を感じているときに使います。
誰もが経験する部分と言えるでしょう。
辛労は「非常に辛い苦労をすること」。
苦労なので、心労に似ている表現ではありますが、精神的な面に限定されない点が重要です。
また、辛さを強調するようなケースで使っていきます。
「心労」の意味
心労とは、精神面における苦労のことです。
精神的に何らかの苦労を感じているときに使用する言葉になります。
精神的に苦労を味わうことは決して珍しいことではないですし、誰もが心労を経験していると評価できると思われるのです。
したがって、心労に関してはかなり日常的な言葉として使用することができ、馴染みを感じやすいです。
「辛労」の意味
辛労とは、非常に辛い苦労をすることです。
苦労をするということで、心労と意味は似ていますけど、こちらは肉体的な苦労にも使うことができます。
そして、辛いという部分が特に重要なのです。
肉体的な苦労のケースでも使用できる点により、心労よりも実際に使う場面は多くなると言える可能性があるでしょう。
そこは覚えておくべきです。
「心労」と「辛労」の用法や用例
「心労は人間の誰もが抱えているものだ。
これから逃れることは恐らくできないだろう。
死ぬまで精神的に悩み続ける人生を送ることになるのが普通と言えるわけだな。」
「仕事で忙しいと、どうしても辛労を抱えがちになる。
どんどん体力を消耗していくから、疲労感が半端ないんだよ。
もっと労働環境がマシな会社に就職するんだった。」
心労と辛労は微妙な違いがある
心労と辛労に関しては、ともに苦労を意味している言葉と言えます。
しかし、心労は主に精神的な苦労に対して使っていくのですが、辛労は肉体的な苦労に対しても使用できます。
したがって、両者はそういった部分で区別をしていくことになります。
ともに割と日常的に使える言葉なので、頻繁に使用する可能性があると言えるでしょう。