聞き逃すは「聞く機会は有ったのに聞けなかったこと」。

「逸失」と言い換えると分かりやすい。

聞き漏らすは「聞きたいことを不注意で聞けなかったこと」。

「不注意」と言い換えると分かりやすい。

聞きそびれるは「聞きたいことを聞くことが出来なかったこと」。

「遠慮」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉は結果的に話が聞けなかったことになります。

その原因が異なるのです。

「聞き逃す」は機会逸失のこと

「聞き逃す」と言うことは、聞く機会は有ったことになります。

その機会を何らかの原因で逸失してしまい、聞きたいことを聞くことが出来なかったということです。

原因は自分にある場合と相手に有る場合が考えられます。

相手が一方的に話し、質疑応答に応じなければ聞きたいことも「聞き逃す」ことになります。

機会を与えられなければ当然の結果です。

「聞き漏らす」は不注意で聞けなかったこと

「聞き漏らす」は相手の話を全部聞くことをしなかった自分の責任があります。

相手はすべて話しているとすれば「聞き漏らした」のは自分のミスとなります。

席を外した、別の話を周囲としていた、よく聞こえなかったなどの原因が有ります。

しかし、相手が大切な点については話しを故意にしないことも考えられ、質疑をしなければ大切な点は分かりません。

「聞きそびれる」は遠慮したこと

「聞きそびれる」は相手の立場を考慮する余り、聞きたいことも遠慮や忖度をして聞くことをしなかったと言うことです。

遠慮や忖度が無ければ不躾な質問になり、相手を傷付けることや周囲の顰蹙を買うことになります。

特に聞きたいことについて聞くことが出来なかったということです。

直接では差し障りがある場合は人を介して聞くことが良いとされます。

「聞き逃す」と「聞き漏らす」と「聞きそびれる」とは

聞きたいことを聞けない状態の時に使う言葉になります。

「聞き逃す」は何等かの原因で聞く機会を失うことです。

「聞き漏らす」は聞きたいことを自分の不注意で聞くことが出来なかったことです。

「聞きそびれる」は相手に対する遠慮や忖度で聞けなかったことです。

結果として相手の話を一部または全部聞くことが出来なかったということになります。

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