挟み撃ちは「前後左右など、両側からともに攻撃される状況のこと」。
双方から攻撃をされてしまい、逃げることができない状況を指しているのです。
板挟みは「2つの立場に同時につくことを要求されて、どちらにつくことも困難と言える状況のこと」。
どちらの側にもつくことができないため、両側から責められるようなケースで使用します。
攻撃されるわけではないものの、批判を受けるような状況です。
「挟み撃ち」の意味
挟み撃ちとは、前後左右など、両側からともに攻撃される状況のことです。
つまり、逃げ場がないような状況に追い込まれるケースで使っていきます。
両側から攻撃されるため、非常にマズイ状況になっていると言えるでしょう。
挟み撃ちとなった場合にはかなりピンチと言えるわけですが、実際誰かと戦わないといけないので、日常ではまず使いません。
「板挟み」の意味
板挟みとは、2つの立場に同時につくことを要求されて、どちらにつくことも困難と言える状況のことです。
両側からあれこれといろいろな要求をされ、その要求が正反対であるために、どのように対処すればいいのか分からないようなケースで使っていきます。
板挟みに関してはいろいろなシーンで見られ、日常でも普通に使っていきます。
「挟み撃ち」と「板挟み」の用法や用例
「漫画とか、アニメを見ていると、ピンチであるときほど挟み撃ちみたいなシチュエーションによくなるよね。
そういう展開にしないと面白くないということも言えるのだろうけど。」
「管理職の仕事をしていると、板挟みになって困ることがよくあるんだ。
双方から正反対の主張をされて、両方の言い分を聞いてやれないことが普通に起きる。」
挟み撃ちと板挟みは使用するシーンが異なる
挟み撃ちと板挟みはともに双方から何らかの圧を受けるような状況で使います。
しかし、具体的な場面は異なっているのです。
挟み撃ちは戦っている最中に使うことが多く、板挟みは割と日常的ないろいろなシーンで使用することができます。
したがって、状況としては似ているものの、意味は多少違っており、使用シーンにも違いがあると言えます。